書籍詳細:伊藤真が問う 日本国憲法の真意

伊藤真が問う 日本国憲法の真意

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定価:税込 1,650円(本体価格 1,500円)
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在庫なし
発刊年月
2015.04(下旬刊)
ISBN
978-4-535-52118-6
判型
A5判
ページ数
188ページ
Cコード
C3032
ジャンル

内容紹介

日本国憲法の神髄とその活かす道を憲法の伝道師と著名な憲法学者がわかりやすく解説。日本国憲法が真価を発揮する時代に必読の1冊。

目次

第1部 統治システム



【問題提起】

国家システムとその改変を問い直す…………伊藤 真

はじめに

1 民主主義について

2 特定秘密保護法

3 一人一票実現要求が唱える統治システム論

4 日本は民主主義の国ではない

5 一票の価値と統治システム論

6 統治に関わる重要価値としての立憲主義

7 法律は国民の歯止め、憲法は国家の歯止め

8 日米同盟関係進化との関係

おわりに



現代国家の統治とそのシステムにおける憲法の役割…………森 英樹

1 「戦後レジームからの脱却」論の正体

2 民主主義、立憲主義に関わる今日的論点

3 現代国家の統治とそのシステムにおける憲法の役割

4 選挙制度改革と「一人一票要求」

5 立憲主義をめぐるいまの問題状況

6 日米同盟関係をどう把握すべきか



第2部 平和主義



【問題提起】

日本国憲法9条の意義――韓国・ドイツの状況と照らしながら…………伊藤 真

 はじめに

1 「正しい戦争」はあるか

2 平和憲法の根本は「人権尊重」

3 徴兵制のある国・韓国

4 ドイツの軍隊の民主化とその思想

5 戦後ドイツにおける立憲主義と民主主義

6 「軍事力によらずに物事を解決する」

7 「ジャパン・ブランド」としての憲法9条

おわりに



日本国憲法9条の真意とは――集団的自衛権行使容認が認められないわけ…………水島朝穂

はじめに

1 憲法9条の真意

2 憲法と軍事的なものとの関係

3 9条の平和主義を突き詰める意義

4 9条の持つ多様性を活かす

5 憲法に反する集団的自衛権行使の容認

まとめにかえて



第3部 人権



【問題提起】

人権規定の解釈と意義…………伊藤 真

 はじめに

1 自由権をめぐる問題――会場使用拒否事件を素材に

2 生存権をめぐる問題――貧困問題を素材に

3 人格権―― 一人一票原則における考え方

おわりに



日本の人権状況を考える…………浦部法穂

はじめに

1 「イデオロギー的」な思想・言論の規制と憲法学

2 生存権と社会保障をめぐる問題

3 選挙における一人一票原則と人格権

おわりに――国家に頼ってはいけない!



用語解説