書籍詳細:共生社会への地方参政権
共生社会への地方参政権
- 紙の書籍
定価:税込 2,750円(本体価格 2,500円)
在庫なし
- 発刊年月
- 1995.03
- 旧ISBN
- 4-535-58185-1
- ISBN
- 978-4-535-58185-2
- 判型
- 四六判
- ページ数
- 392ページ
- Cコード
- C3031
- ジャンル
只今、在庫が不足しており納期が確定できないため、
オンラインでの受付ができません。
オンラインでの受付ができません。
紙の書籍のご購入
内容紹介
定住外国人の地方参政権問題は大きく動き出した。推進を決議した自治体は200を越え、立法化も目前に迫っている。先行する訴訟の経緯、諸外国の実際をふまえ、その理論的展望を試みる。関連資料付。
目次
第1章 総論/「共生社会」のための地方参政権
…徐龍達
1 一八年目に日の目をみた参政権
2 地方参政権獲得への重要な礎石
3 「アジアの時代」にみあう「住民国家」
4 「ヨーロッパ市民」から「アジア市民」への展望
5 戦略的人権擁護運動としての参政権
6 「国民」概念の再検討と拡大
7 アンケート調査にみる合意比率
8 地方参政権運動に対する批判
9 地参権運動批判に対する所見
10 本名常用運動と「アジア市民」への道
[第1部 地方参政権の法理と定住外国人の(地方)参政権]
第2章 定住外国人の地方参政権と民主主義
…江橋 崇
1 地方参政権問題の現実化
2 個人の尊厳と自己実現
3 地球規模での民主主義
4 人間はどの場で主権者であるのか
5 国民・国民主権の概念
6 在日韓国・朝鮮人の参政権の「剥奪」
7 参政権人権説からの選挙制度の見直し
8 双方に望むこと
第3章 日本国憲法と外国人の参政権
…浦部法穂
1 「外国人の人権」についての考え方
2 「国民」という言葉の用法
3 「国民主権」原理と「国民」
4 主権者たるべき者の範囲
5 おわりに
第4章 外国人の地方議会選挙権
…長尾一紘
1 はじめに
2 外国人の選挙権と「支配の民主的正当化」論
3 「国家的正当化」と「社会的正当化」
4 「全体としての国民」による正当化と「部分としての国民」による正当化
5 「国家的正当化」と「地域団体的正当化」
6 日本国憲法と外国人の地方議会議員選挙権
第5章 定住外国人の公務就任権
…加島 宏
1 在日韓国人三世による訴訟提起
2 訴訟の争点
3 公務就任権=参政権論のごまかし
4 参政権は外国人に保障されないことは当然との考えの不当性
5 制約基準の不当性
6 訴訟の結末
第6章 外国人の定住と政治的権利
…荻野芳夫
1 外国人の定住
2 外国人の政治的諸権利
3 公務就任権と参政権の保障
4 日本における参政権の保障
5 むすび
第7章 定住外国人の政党活動の自由
…岡崎勝彦
1 はじめに
2 外国人の政治活動の自由の「保障」
3 定住外国人の政治活動の自由
4 おわりに
第2部 日本における地方参政権運動と諸外国の動向
第8章 ドイツにおける外国人の地方選挙権
…広渡清吾
1 問題の所在
2 外国人政策のなかの外国人選挙権
3 外国人選挙権をめぐる七〇~八〇年代の状況
4 連邦憲法裁判所の違憲判決
5 一九九二年および一九九四年の基本法改正
第9章 ヨーロッパにおける現状
…江橋 崇
1 移住者の地方参政権
2 地方参政権に関するECの施策
3 外国人住民に地方参政権を認める意味
4 ヨーロッパ評議会と外国人参政権条約
5 おわりに
第10章 諸外国における定住外国人の地方参政権
…仲原良二
1 はじめに
2 移入労働者の定住化
3 帰化ではなく外国籍のままの参政権
4 旧植民地出身者の問題
第11章 日本の国政・地方参政権への主張と課題
…ヒッグス・アラン=美並昌雄
1 市役所でのガイジン差別体験
2 定住外国人の「国民」性
3 基本的人権侵す権力主義
4 地方自治体参政権獲得への闘い
5 ヒッグス・アラン国政・地方参政権訴訟の経過
6 最高裁判決と地方参政権の課題・展望
第12章 在日韓朝鮮人と地方参政権
…金正圭
1 在日韓朝鮮人の誕生
2 国際化時代と地方参政権
3 外国人の基本的人権について
4 地方自治法・公職選挙法の違憲規定
第13章 地方参政権への福井からの主張
…李鎮哲
1 地方参政権の考え方
2 国政参政権と民族教育優先論批判
3 大阪地裁と福井地裁の訴訟
4 民族団体の対応について
5 福井地裁判決と原告団の声明文
[資料編]
1 岸和田市議会の地方参政権決議と決議要請者の声明文
2 外国人入党の論拠『なぜ外国人の入党を認めるのか』
3 外国人の地方参政権のための立法措置に関する基本的考え方
4 「地方自治法及び公職選挙法の一部を改正する法律(案)」要綱
5 共生社会のための決議
6 大阪・川崎にみる定住外国人の住民参加への胎動
7 地方参政権に関する意見書採択・n方別一覧表
8 地方参政権に関する意見書採択順・自治体一覧表
…徐龍達
1 一八年目に日の目をみた参政権
2 地方参政権獲得への重要な礎石
3 「アジアの時代」にみあう「住民国家」
4 「ヨーロッパ市民」から「アジア市民」への展望
5 戦略的人権擁護運動としての参政権
6 「国民」概念の再検討と拡大
7 アンケート調査にみる合意比率
8 地方参政権運動に対する批判
9 地参権運動批判に対する所見
10 本名常用運動と「アジア市民」への道
[第1部 地方参政権の法理と定住外国人の(地方)参政権]
第2章 定住外国人の地方参政権と民主主義
…江橋 崇
1 地方参政権問題の現実化
2 個人の尊厳と自己実現
3 地球規模での民主主義
4 人間はどの場で主権者であるのか
5 国民・国民主権の概念
6 在日韓国・朝鮮人の参政権の「剥奪」
7 参政権人権説からの選挙制度の見直し
8 双方に望むこと
第3章 日本国憲法と外国人の参政権
…浦部法穂
1 「外国人の人権」についての考え方
2 「国民」という言葉の用法
3 「国民主権」原理と「国民」
4 主権者たるべき者の範囲
5 おわりに
第4章 外国人の地方議会選挙権
…長尾一紘
1 はじめに
2 外国人の選挙権と「支配の民主的正当化」論
3 「国家的正当化」と「社会的正当化」
4 「全体としての国民」による正当化と「部分としての国民」による正当化
5 「国家的正当化」と「地域団体的正当化」
6 日本国憲法と外国人の地方議会議員選挙権
第5章 定住外国人の公務就任権
…加島 宏
1 在日韓国人三世による訴訟提起
2 訴訟の争点
3 公務就任権=参政権論のごまかし
4 参政権は外国人に保障されないことは当然との考えの不当性
5 制約基準の不当性
6 訴訟の結末
第6章 外国人の定住と政治的権利
…荻野芳夫
1 外国人の定住
2 外国人の政治的諸権利
3 公務就任権と参政権の保障
4 日本における参政権の保障
5 むすび
第7章 定住外国人の政党活動の自由
…岡崎勝彦
1 はじめに
2 外国人の政治活動の自由の「保障」
3 定住外国人の政治活動の自由
4 おわりに
第2部 日本における地方参政権運動と諸外国の動向
第8章 ドイツにおける外国人の地方選挙権
…広渡清吾
1 問題の所在
2 外国人政策のなかの外国人選挙権
3 外国人選挙権をめぐる七〇~八〇年代の状況
4 連邦憲法裁判所の違憲判決
5 一九九二年および一九九四年の基本法改正
第9章 ヨーロッパにおける現状
…江橋 崇
1 移住者の地方参政権
2 地方参政権に関するECの施策
3 外国人住民に地方参政権を認める意味
4 ヨーロッパ評議会と外国人参政権条約
5 おわりに
第10章 諸外国における定住外国人の地方参政権
…仲原良二
1 はじめに
2 移入労働者の定住化
3 帰化ではなく外国籍のままの参政権
4 旧植民地出身者の問題
第11章 日本の国政・地方参政権への主張と課題
…ヒッグス・アラン=美並昌雄
1 市役所でのガイジン差別体験
2 定住外国人の「国民」性
3 基本的人権侵す権力主義
4 地方自治体参政権獲得への闘い
5 ヒッグス・アラン国政・地方参政権訴訟の経過
6 最高裁判決と地方参政権の課題・展望
第12章 在日韓朝鮮人と地方参政権
…金正圭
1 在日韓朝鮮人の誕生
2 国際化時代と地方参政権
3 外国人の基本的人権について
4 地方自治法・公職選挙法の違憲規定
第13章 地方参政権への福井からの主張
…李鎮哲
1 地方参政権の考え方
2 国政参政権と民族教育優先論批判
3 大阪地裁と福井地裁の訴訟
4 民族団体の対応について
5 福井地裁判決と原告団の声明文
[資料編]
1 岸和田市議会の地方参政権決議と決議要請者の声明文
2 外国人入党の論拠『なぜ外国人の入党を認めるのか』
3 外国人の地方参政権のための立法措置に関する基本的考え方
4 「地方自治法及び公職選挙法の一部を改正する法律(案)」要綱
5 共生社会のための決議
6 大阪・川崎にみる定住外国人の住民参加への胎動
7 地方参政権に関する意見書採択・n方別一覧表
8 地方参政権に関する意見書採択順・自治体一覧表