書籍詳細:裁判に尊厳を懸ける
裁判に尊厳を懸ける 勇気ある人びとの軌跡
- 紙の書籍
- 電子書籍
定価:税込 1,870円(本体価格 1,700円)
紙の書籍・POD・アーカイブズの価格を表示しています。
電子書籍の価格は各ネット書店でご確認ください。
電子書籍の価格は各ネット書店でご確認ください。
在庫なし
紙の書籍のご購入
内容紹介
人間の尊厳を取り戻すために裁判を起こした人びとの実録記。歴史を変えた重大事件に関わった著者が明かす感動の舞台裏。
目次
第1話 権力犯罪とたたかった二人の青年
──和歌山大学生「公務執行妨害」事件
事件の発生
事件当日の現場の状況
食い違う警察官の証言
鳥居君は警察官に暴力を振るったのか
山下君は警察官に暴力を振るったのか
真実は何であったか
一時間余の出来事の解明に一〇年の裁判
一歩も引かずに裁判に臨んだ二人
法廷に響いた魂の意見陳述
「どうか幸せな家庭を築いて下さい」
なぜ二人は逮捕されたのか
新たな人生のスタート
第2話 守り抜いたのは憲法の理念
――杉山弁護士接見妨害事件
「指定書がないとあきまへんで」
どうしても面会を拒む警察
暴力で階段からひきずり降ろす
なぜ接見交通が重要なのか
弁護士会が立ち上がる
弁護士が裁判に立ち上がる
予想外の最高裁からの通知
渾身の弁論
最高裁判決をどう評価するか
弁護士が当事者になるとき
「面会切符制」の廃止
第3話 暴力から議会制民主主義を守った市議
──斉藤八尾市議会議員除名事件
荒れ放題の新築住宅
解同による暴力事件の数々…
「市議会で取り上げるな」と全議員を威嚇
殴る蹴るの暴行
解同に占拠された市庁舎
「世にも不思議な物語」
市長がひたすら謝罪
すさまじい除名処分の強要
市が会場使用を妨害
ついに法廷闘争へ
除名処分の効力が停止される
その後のこと
第4話 私たちに青空を──四日市公害訴訟
町を襲う公害被害
立ち上がる被害者たち
まず弁護士が動いた
裁判で何が争われたのか
勇気ある科学者証人
石原産業前工場長への尋問
原告らの悲痛な訴え
歴史に残る判決
判決後の取り組み
第5話 それでも私は働き続けたい
──日本シェーリング労働裁判
怒りの意見陳述
せめて出産しても働き続けられるように
「八〇%条項」の導入
女性たちが裁判に立ち上がる
「八〇%条項」は公序良俗違反
最高裁でのたたかい
裁判の限界と運動の強化
涙は美しい花に
全面解決に向けて
私たちは大切なものを守った
第6話 『虚構の嵐』に立ち向かった医師
──近畿大学「医療過誤」裁判
輝かしい業績
心臓病患者の手術死
マスコミの攻撃
NHKの特集番組が取り上げる
敢然と立ち上がる
奥のとった法的手続の数々
医療「過誤」裁判に勝訴するまで
「無念さは筆舌に尽くしがたい」
本当の死亡原因を明らかにするために
裁判以外のたたかいの結末
たたかい終えて
奥秀喬の逝去
第7話 美しい島を後世に
──豊島産業廃棄物不法投棄事件
未来に向かって新しい歩み
県が悪質業者に加担――住民の敗北(第一期)
豊島が「ゴミの島」に
壮大なたたかい――住民の勝利(第二期)
真っ向から対立した公害調停
「主戦場は調停・裁判の外にある」
難敵「廃棄物」――県と住民の協働へ(第三期)
よみがえる海と乗り越えねばならぬ「山」
このたたかいは何を残したか
勇気が未来に花を咲かす
──和歌山大学生「公務執行妨害」事件
事件の発生
事件当日の現場の状況
食い違う警察官の証言
鳥居君は警察官に暴力を振るったのか
山下君は警察官に暴力を振るったのか
真実は何であったか
一時間余の出来事の解明に一〇年の裁判
一歩も引かずに裁判に臨んだ二人
法廷に響いた魂の意見陳述
「どうか幸せな家庭を築いて下さい」
なぜ二人は逮捕されたのか
新たな人生のスタート
第2話 守り抜いたのは憲法の理念
――杉山弁護士接見妨害事件
「指定書がないとあきまへんで」
どうしても面会を拒む警察
暴力で階段からひきずり降ろす
なぜ接見交通が重要なのか
弁護士会が立ち上がる
弁護士が裁判に立ち上がる
予想外の最高裁からの通知
渾身の弁論
最高裁判決をどう評価するか
弁護士が当事者になるとき
「面会切符制」の廃止
第3話 暴力から議会制民主主義を守った市議
──斉藤八尾市議会議員除名事件
荒れ放題の新築住宅
解同による暴力事件の数々…
「市議会で取り上げるな」と全議員を威嚇
殴る蹴るの暴行
解同に占拠された市庁舎
「世にも不思議な物語」
市長がひたすら謝罪
すさまじい除名処分の強要
市が会場使用を妨害
ついに法廷闘争へ
除名処分の効力が停止される
その後のこと
第4話 私たちに青空を──四日市公害訴訟
町を襲う公害被害
立ち上がる被害者たち
まず弁護士が動いた
裁判で何が争われたのか
勇気ある科学者証人
石原産業前工場長への尋問
原告らの悲痛な訴え
歴史に残る判決
判決後の取り組み
第5話 それでも私は働き続けたい
──日本シェーリング労働裁判
怒りの意見陳述
せめて出産しても働き続けられるように
「八〇%条項」の導入
女性たちが裁判に立ち上がる
「八〇%条項」は公序良俗違反
最高裁でのたたかい
裁判の限界と運動の強化
涙は美しい花に
全面解決に向けて
私たちは大切なものを守った
第6話 『虚構の嵐』に立ち向かった医師
──近畿大学「医療過誤」裁判
輝かしい業績
心臓病患者の手術死
マスコミの攻撃
NHKの特集番組が取り上げる
敢然と立ち上がる
奥のとった法的手続の数々
医療「過誤」裁判に勝訴するまで
「無念さは筆舌に尽くしがたい」
本当の死亡原因を明らかにするために
裁判以外のたたかいの結末
たたかい終えて
奥秀喬の逝去
第7話 美しい島を後世に
──豊島産業廃棄物不法投棄事件
未来に向かって新しい歩み
県が悪質業者に加担――住民の敗北(第一期)
豊島が「ゴミの島」に
壮大なたたかい――住民の勝利(第二期)
真っ向から対立した公害調停
「主戦場は調停・裁判の外にある」
難敵「廃棄物」――県と住民の協働へ(第三期)
よみがえる海と乗り越えねばならぬ「山」
このたたかいは何を残したか
勇気が未来に花を咲かす
書評掲載案内
■2015年11月8日付『しんぶん赤旗』(10面)評者:村松昭夫氏(弁護士)