書籍詳細:フランスの出産奨励運動と教育
フランスの出産奨励運動と教育 「フランス人口増加連合」と人口言説の形成
- 紙の書籍
定価:税込 6,270円(本体価格 5,700円)
在庫なし
只今、在庫が不足しており納期が確定できないため、
オンラインでの受付ができません。
オンラインでの受付ができません。
紙の書籍のご購入
内容紹介
少子高齢化に悩む諸国を尻目に出生率2を超えるフランス。出産奨励運動100年の歴史を丹念に追い、その功罪から日本の針路を探る。
目次
序 章 フランス出産奨励運動史研究の課題
1 少子化への社会的関心
2 高齢化への社会的関心
3 フランス出産奨励運動の源流へ
4 先行研究の整理と本書の課題
第1章 「フランス人口増加連合」の成立
1 〈人口減退〉言説の問題構成
2 「フランス人口増加連合」の運動方針
第2章 「フランス人口増加連合」の周辺
1 「生活改善協会」と「家族道徳」
2 〈人口減退〉と子どもの生命――児童保護政策
3 デュルケームと統計・家族・道徳
第3章 「人口問題教育」の胎動――両大戦間期
1 第一次世界大戦と人口問題
2 フェルナン・ボヴラの教育改革論
3 ポール・オリーの教育思想
第4章 「少子高齢化社会」の可視化――1930年代
1 1930年代における「少子高齢社会」の問題化
2 人権宣言への批判的スタンス――義務の強調と個人主義批判
3 「家族法典」の制定
第5章 ヴィシー体制と出産奨励運動
1 ヴィシー体制と「フランス人口増加連合」
2 「人口問題教育」キャンペーン
第6章 戦後の再出発と移民問題の再浮上
1 第四共和政と「フランス人口増加連合」
2 教師用手引書の検討
第7章 〈産児調節〉のヘゲモニー――1960年代の転換
1 「ニュヴィルト法」の成立
2 「ニュヴィルト法」の成立と出産奨励運動
3 「ヴェイユ法」成立前後の論調
第8章 出産奨励運動と極右勢力
1 〈侵入〉論の系譜と批判
2 出産奨励運動の存続
終 章 出産奨励運動の意義と限界
[補論] 戦時下日本の「結婚報国」思想と出産奨励運動
1 「結婚報国懇話会」の基本性格
2 「結婚報国」思想の具体相
文献
索引
1 少子化への社会的関心
2 高齢化への社会的関心
3 フランス出産奨励運動の源流へ
4 先行研究の整理と本書の課題
第1章 「フランス人口増加連合」の成立
1 〈人口減退〉言説の問題構成
2 「フランス人口増加連合」の運動方針
第2章 「フランス人口増加連合」の周辺
1 「生活改善協会」と「家族道徳」
2 〈人口減退〉と子どもの生命――児童保護政策
3 デュルケームと統計・家族・道徳
第3章 「人口問題教育」の胎動――両大戦間期
1 第一次世界大戦と人口問題
2 フェルナン・ボヴラの教育改革論
3 ポール・オリーの教育思想
第4章 「少子高齢化社会」の可視化――1930年代
1 1930年代における「少子高齢社会」の問題化
2 人権宣言への批判的スタンス――義務の強調と個人主義批判
3 「家族法典」の制定
第5章 ヴィシー体制と出産奨励運動
1 ヴィシー体制と「フランス人口増加連合」
2 「人口問題教育」キャンペーン
第6章 戦後の再出発と移民問題の再浮上
1 第四共和政と「フランス人口増加連合」
2 教師用手引書の検討
第7章 〈産児調節〉のヘゲモニー――1960年代の転換
1 「ニュヴィルト法」の成立
2 「ニュヴィルト法」の成立と出産奨励運動
3 「ヴェイユ法」成立前後の論調
第8章 出産奨励運動と極右勢力
1 〈侵入〉論の系譜と批判
2 出産奨励運動の存続
終 章 出産奨励運動の意義と限界
[補論] 戦時下日本の「結婚報国」思想と出産奨励運動
1 「結婚報国懇話会」の基本性格
2 「結婚報国」思想の具体相
文献
索引