書籍詳細:現代国家と市民社会の構造転換と法

現代国家と市民社会の構造転換と法 学際的アプローチ

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  • 紙の書籍
定価:税込 6,820円(本体価格 6,200円)
在庫なし
発刊年月
2016.01
ISBN
978-4-535-52139-1
判型
A5判上製
ページ数
308ページ
Cコード
C3032
ジャンル

内容紹介

「構造改革型」統治システムと「市民社会」システムの分析と転換の方向を公法学と私法学、他の社会科学・人文科学分野から多角的に探究した学際的研究書。

目次

序文/角松生史

第1部 ガバナンスと参加
第1章 都市空間の法的ガバナンスと司法の役割/角松生史
第2章 教育法における責任とガバナンスの構造/世取山洋介
第3章 契約管理──プロセスとしての契約とガバナンス/山本顕治
第4章 熟議民主主義が前提とする市民像に関する心理学的考察/都築幸恵

第2部 リスクと責任
第5章 原因者の意義/桑原勇進
第6章 子ども法と警察──児童虐待・少年非行・いじめ/横田光平
第7章 責任から共感(すなわち受苦の共有)へ──歴史学からの試論/小田中直樹
第8章 憲法上の「内心の自発性」論と「自己決定権」論/佐々木弘通

第3部 関係と連帯
第9章 連帯と切断の間で──つながりすぎ社会をどう相対化するか/小玉重夫
第10章 2008年以後の日本政治の変動──戦略的力関係・社会保障アプローチ/進藤 兵
第11章 職場における紐帯と法──安全配慮義務法理と新しい合意法理を素材にして/藤川久昭
第12章 「社会的連帯」のイギリス的特質──福祉国家の歴史的源流をめぐって/長谷川貴彦