書籍詳細:沖縄密約をあばく

沖縄密約をあばく 記録 | 沖縄密約情報公開訴訟

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  • 沖縄密約情報公開訴訟原告団
  • 紙の書籍
定価:税込 3,300円(本体価格 3,000円)
在庫なし
発刊年月
2016.02
ISBN
978-4-535-52129-2
判型
A5判
ページ数
288ページ
ジャンル

内容紹介

沖縄米軍基地問題の原点となった沖縄密約。知る権利を実現し日本のあり方を変えるため、市民が政府の嘘をあばいた訴訟の記録。

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目次

 序 沖縄密約情報公開訴訟が問う日本のいま…………柴田鉄治


第1部 沖縄密約情報公開訴訟とは何か
 第1章 沖縄密約情報公開訴訟とは何か――裁判の歩みを振り返る
  沖縄密約情報公開訴訟…………岩崎貞明
  ――その成果と課題
  「知る権利」を希求して…………小町谷育子
  ――沖縄密約情報公開訴訟報告


第2部 沖縄密約情報公開訴訟が明らかにしたこと
 第2章 解明された戦後沖縄差別の実態
  沖縄返還の差別構造とその現在…………新崎盛暉
  沖縄返還密約とメディア…………金平茂紀
  ――ひとりのTVジャーナリストの極私的回想

 第3章 放置されてきた日米同盟の歪み
  米国立公文書館から出てきた証拠…………我部政明
  沖縄密約公開文書を読んで…………澤地久枝

 第4章 訴訟はどこまで情報公開を進め得たか
  陳述書…………奥平康弘
  「知る権利」は戦後の一筋の光…………奥平せい子
  沖縄密約裁判後に進む情報の統制とコントロール…………田島泰彦


第3部 原告団と支援者が考えたこと
 第5章 原告団はなにを見、いかに考えたか
  情報隠しへの怒りは続く…………加藤 剛
  あしたに望みを抱く…………加藤義春
  密約電文を記憶遺産に…………小中陽太郎
   ――原告団の人間学
  日本は民主主義の国なのだろうか…………西村秀樹
  「沖縄密約」との出会い…………藤田文知
  国民欺いてきた責任追及をこそ…………松田 浩
   ――最高裁判決にみる民主主義の危機
  闘いは始まったばかりだ…………元木昌彦
  メディアは敗北から教訓を得たか…………森広泰平
  沖縄の自立の思想と行動に呼応して…………米田綱路

 第6章 支援者が思う裁判闘争の成果と問題
  政府のウソを暴き、西山復権は見事に叶った…………原 寿雄
  沖縄密約事件とメディアの四〇年…………臺 宏士
  なぜ吉野さんは密約を認めたか…………徃住嘉文
  屈しない沖縄の民意…………松元 剛
  ――密約訴訟の成果が息づく
  沖縄密約訴訟が問いかけていること…………三木由希子
  「メディアの宿題」片付かず…………諸永裕司


第4部 沖縄密約との闘い
 第7章 沖縄密約との闘いを生き抜く
  “真昼の闇”となった沖縄密約…………北岡和義
  ――国家権力のウソをあばく
  頬を刻む皺…………土江真樹子
  奥平康弘先生、清水英夫弁護団長、日隅一雄弁護士を偲ぶ…………飯田正剛

 あとがき  …… 桂 敬一

資 料
 東京地方裁判所二〇一〇(平成二二)年四月九日判決(要旨)
 関連年表
 執筆者一覧

書評掲載案内

■2016年4月17日付「琉球新報」(評者:野添文彬・沖縄国際大学准教授)
■2016年7月23日付「沖縄タイムス」19面(評者:山本章子・沖縄国際大学非常勤講師)