書籍詳細:まわりには聞こえない不思議な声

まわりには聞こえない不思議な声 中高生のための幻声体験ガイド

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  • 紙の書籍
定価:税込 2,640円(本体価格 2,400円)
在庫あり
発刊年月
2016.05
ISBN
978-4-535-98438-7
判型
A5判
ページ数
184ページ
Cコード
C3047
ジャンル

内容紹介

まわりには聞こえない「声」を体験する子は、実は多い。そうした声にどう対処して行けばいいのか、豊富な事例とともにアドバイス。

目次

まえがき

●声について理解しよう

1 声が聞こえるってどういうこと?
   どんな体験なのか/超感覚的知覚/調査でわかったこと/つきあいやすい声とそうでない声/どんな声が消えにくいのか/これは恐ろしい体験なのか/強調したいこと

2 声とのつきあい方
   声にどう対処するか/あなたに伝えたい大事なこと

3 声はどんな影響をもたらすのか
   声はずっと続くのか/声がもつ影響力/声の影響で起こること/声のポジティブな側面/声が語ることの意味/恐れを感じることで起こること/命令する声/命令する声によって起こる問題/わかっているのにやめられないこと/声による戸惑いや混乱/あなたを脅す声/脅しの声をうまくやり過ごす/声の言うことは絶対なのか/まとめ

4 声が聞こえるときに何が起こったのか
   自分のまわりの誰かが亡くなったとき/家庭不和/家族の病気/家族からの虐待/意地悪な兄弟/両親の離婚/引っ越し/学校で起こる問題/性的虐待や性被害/入院/事故の目撃/自分以外の人に声が聞こえていないことを知ったとき/何か恐ろしいものを見たとき/友人や恋人との関係/医学的要因/まとめ

5 声が聞こえてくるきっかけ
   声が聞こえやすい時間帯/声が聞こえやすい場面/声が聞こえるときにとっている行動/いつかは変わる日がくる

6 声と感情の関係
   恐れ/怒り/悲しみ/不安や心配/罪悪感/孤独感/幸福と不幸/まとめ

7 声をどう理解すればよいか
   声に関する子どもなりの解釈/声に関する家族の解釈/まとめ

●声を体験した子たちの物語
8 ポーラの物語
   悪魔の声が聞こえるの/友だちのアドバイス

9 デイビッドの物語
   恩返しがしたい

10 エミリーの物語
   声と対話できるように/まだまだ問題はあるけれど

11 ベンの物語
   学校でも家庭でも孤立していた/声に苦しめられる日々/勇気を出せるように/雰囲気が変わって/プレゼント

12 デイジーの物語
   再び声が聞こえるようになって/声は自分の一部

●ご家族のみなさんへ
13 声が聞こえる子をもつ親の立場から
   子どもはどんなときに助けが必要なのか/子どものために親ができること/穏やかな雰囲気づくりのために

14 タムシンの母・マリーの話
   声が聞こえると知って/相談先を求めて/成長した彼女とともに

15 アンの母・カリンの話
   死にたいとの訴え/著者たちとの出会い/そして現在

16 聞こえる声をどう解釈するか
   特殊能力としての声/宗教体験としての声/体験を正常範囲としてとらえる/まとめ

17 精神医療が果たすべき役割
   精神医学の観点から/その他の精神医学的視点/若い人たちの体験について/薬物療法について/医師と患者の治療的な関係

●付録
18 聞こえてくる声の歴史
   ルネサンス/啓蒙思想/20世紀へ

19 マーストリヒト・インタビュー調査結果

訳者あとがき