書籍詳細:臨床アートセラピー

臨床アートセラピー 理論と実践

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発刊年月
2016.09
ISBN
978-4-535-98445-5
判型
A5判
ページ数
256ページ
Cコード
C3011
ジャンル
難易度
テキスト:初級

内容紹介

絵を描いたり、コラージュ制作をしたり、粘土やさまざまな立体素材を用いて自己表現を行うアートセラピーを基礎から学べる労作。

目次

第1章 アートセラピーとは何か
    1.アートセラピーの定義
    2.アートセラピーの歴史とその背景
第2章 アートセラピーの2つの考え方
    1.“治療としてのアート”対“アート心理療法”
    2.2つの論争の背景にあるもの
    3.統合者としてのアートセラピスト
第3章 アートセラピーのさまざまな治療因子
    1.受け容れられる体験
    2.健全な自己愛を育む体験
    3.サポートされる体験
    4.カタルシス
    5.コントロールの感覚
    6.模倣
    7.問題の外在化
    8.素材を変えることによる心理的・行動的パターンの変化
    9.治療的退行による修正感情体験
    10.作品を完成させることにより達成感を得、自己評価を高める
    11.昇華の達成
    12.思考や感情を形にし、整理する
    13.気づきと洞察
    14.リフレーミングとエンパワーメント
    15.統合
    16.アセスメントの手段として

第4章 理論的背景
    1.なぜ心の病が生じるのか
    2.癒しの場としての遊び
    3.さまざまな学派のアプローチ
    4.心理学統合の試みとしての三重円(補追)

第5章 アートセラピーにおける防衛メカニズム
    1.心の防衛メカニズム
    2.アートセラピーに見られる防衛メカニズム

第6章 素材
    1. アートセラピーにおける素材とは
    2. 触れることの意味
    3. 素材が引き出す3つのタッチ
    4. 素材の心理学的理論
    5. 素材のスペクトラム
    6. アートセラピーで用いられる素材

第7章 アートセラピーの実際
    1. 治療のプロセス
    2. 実際のセッションの組み立て方
    3. 作品の保管
    4. アートセラピストの役割

第8章 病態別アプローチ
    1. 統合失調症
    2. 気分障害
    3. 境界性パーソナリティー障害(BPD)
    4. アルコール依存症
    5. 心的外傷後ストレス障害(PTSD)