書籍詳細:安重根と東洋平和論

安重根と東洋平和論

の画像の画像
  • 紙の書籍
定価:税込 6,600円(本体価格 6,000円)
在庫僅少
発刊年月
2016.09
ISBN
978-4-535-58690-1
判型
A5判
ページ数
456ページ
Cコード
C3022
ジャンル

内容紹介

1909年、前韓国総監・伊藤博文を射殺した大韓帝国時の独立運動家・安重根が獄中で記した「東洋平和論」。日中韓の研究者が安重根の思想の今日的意義を共同研究。

目次

序文/李 泰鎭
解題──安重根の行動と思想が現代日本につきつけるもの/勝村 誠

第1部 安重根の独立戦争をめぐって

第1章 安重根のハルビン義挙100周年の省察──安重根研究が進むべき道/尹 炳奭(Yun Pyong-suk)
第2章 安重根の義兵運動/呉瑛燮
第3章 安重根のハルビン義挙と高宗皇帝/李 泰鎭
第4章 安重根裁判の不法性と東洋平和/戸塚悦朗
第5章 安重根家門の百歳遺芳と忘却至大/都 珍淳

第2部 安重根と東洋平和論

第1章 韓国近代東洋平和論の起源および系譜と安重根/徐 栄姫
第2章 未完の「東洋平和論」──その思想水脈と可能性について/山室信一
第3章 日本の拡張主義と安重根の東洋平和論/徐勇
第4章 安重根の東洋平和論の再照明/李 泰鎭
第5章 安重根の裁判──安重根とカントの思想の比較研究/笹川紀勝

第3部 安重根と中国・日本

第1章 中国人が書いた安重根に関する著作物と彼らが安重根に抱いた3つのイメージ/王 元周
第2章 安重根義挙の中国に対する影響とその評価/崔 峰龍
第3章 日本における安重根研究の現況と課題/康 成銀