書籍詳細:超国家の世紀

超国家の世紀 国民国家と市場の再編成

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  • 紙の書籍
定価:税込 3,080円(本体価格 2,800円)
在庫なし
発刊年月
1995.11
旧ISBN
4-535-55042-5
ISBN
978-4-535-55042-1
判型
A5判
ページ数
248ページ
Cコード
C3033
ジャンル

内容紹介

民族自決にもとづく国民国家=国民経済の形成を前提としてきた20世紀の国際関係は、世界経済のボーダーレス化にともなう市場再編成のなかで、大変動をこうむった。本書は、日本のとるべき進路についてグローバルに考察する。

目次

序 章 新たな民族自立運動と国家の再編成
 1 噴出する新たな民族問題
 2 新たな民族問題が提起するもの
第1章 国民国家における民族・国民・市場
 1 民族自決権の展開
 2 国民国家の形成とその検証
 3 国民国家と国民経済=市場の発展
第2章 国民国家の再編成と新たな国際関係
 1 新たな民族紛争と国民国家
 2 冷戦体制の終了と20世紀末現象
 3 冷戦体制後の世界の可能性
 4 国民国家の再編成と国際市場構造
第3章 ポスト・ソ連における国家と市場の再編成
 1 ペレストロイカの意味したもの
 2 ポスト・ペレストロイカと改革の内実
 3 新憲法体制の成立と改革の前途
 4 共産主義支配とロシア
 5 ソ連崩壊で噴出する民族問題
 6 CISと各共和国の市場経済への移行
第4章 EUとヨーロッパの再編成
 1 EUを発足をめぐる課題
 2 EUを襲ったドイツ統一ショック
 3 ネオ・ナショナリズムの台頭と通貨統合の揺らぎ
 4 EUの中のドイツ
 5 中央・東欧問題とEU
 6 EUの行方を規定する諸要因
第5章 アジア・環太平洋地域における国家と市場の再編成
 1 アジアの地域協力とダイナミズム
 2 太平洋地域協力の課題
 3 日米関係における日本の問題点
 4 アジア太平洋国家として問われる日本の行動