書籍詳細:虐待・DV・トラウマにさらされた親子への支援

虐待・DV・トラウマにさらされた親子への支援 子ども‐親心理療法

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  • 紙の書籍
定価:税込 2,640円(本体価格 2,400円)
在庫あり
発刊年月
2016.10
ISBN
978-4-535-56356-8
判型
A5判
ページ数
240ページ
Cコード
C3011
ジャンル
難易度
テキスト:初級

内容紹介

見過ごされがちだが、乳幼児期のトラウマの影響は大きい。豊富な事例をもとにした、心病む幼い子どもと親を支える具体的な手引き。

目次

序 章

第1章 子ども‐親心理療法
    ——関係性に焦点を当てたトラウマ治療

基本の前提概念
子ども‐親心理療法の歴史的起源と発展
子どもと親の発達的側面への考慮
文化的配慮
トラウマ体験から回復するための治療の目標とメカニズム
介入様式
子ども‐親心理療法の特徴
介入の糸口——身近なことから始める
介入の場——診察室のプレイルームか家庭訪問か?
臨床家の身の安全
臨床家のセルフケア
子ども‐親心理療法の効果の研究結果


第2章 子ども‐親心理療法の段階

第1段階 基礎段階:見立てと治療契約
概要と目標
手 順
セッション1 
セッション2  
セッション3  
セッション4  
セッション5  

第2段階 中核的介入段階  
子ども‐親心理療法に子どもを導入する  
中核的介入段階──子ども‐親心理療法への子どもの導入から、
治療の核心へ
治療的介入のタイミング
介入領域
領域1 遊び
領域2 子どもの感覚運動機能の崩壊と、生理的リズムの混乱
領域3 子どもの怖がる行動
領域4 向こう見ずで、身を危険にさらし、事故に遭いがちな子
領域5 子どもが親を攻撃する時
領域6 子どもの攻撃が友達、きょうだい、他人へ向けられる時 
領域7 親からの体罰 
領域8 親が子どもを見下したり、脅したり、非難したりする時 
領域9 加害者(別居中の親)との関係  
領域10 赤ちゃん部屋のおばけ──精神病理の世代間伝達 
領域11 赤ちゃん部屋の天使──親の優しい過去からの影響 
領域12 別れと喪失のリマインダー 

第3段階 要約と終結:治療効果の持続を目指して  


第3章 ケースマネジメント

児童虐待が疑われる時──児童保護局への通告
親権問題が起こる時──家庭裁判所との連携


第4章 さまざまな治療法との類似点と相違点

A 心理療法全般に必須の項目
B 子ども‐親心理療法と相容れない項目


文 献 
監訳者あとがき