書籍詳細:資料集 名古屋における共同保育所運動

資料集 名古屋における共同保育所運動 1960年代~1970年代を中心に

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  • 公益財団法人 東海ジェンダー研究所
  • 紙の書籍
定価:税込 12,100円(本体価格 11,000円)
在庫なし
発刊年月
2016.12
ISBN
978-4-535-58706-9
判型
A5判
ページ数
1088ページ
Cコード
C3036
ジャンル

内容紹介

共同保育所は保育者だけでなく、親も運営に携わっていく形態の保育所。共同保育所の試みが認可保育所へと発展していく歴史の記録。
(第55回(2019年度)一般社団法人日本保育学会 保育学文献賞受賞)

目次

第1章 共同保育所の創設とひろがり──働く母と子の権利を共同で守る    
 1-1 保育所づくりの波
 1-2 共同保育所の運営
 1-3 共同保育所で育つ父母と保母
 1-4 保育所づくり運動の組織化と自治体交渉 
 1-5 保育所づくり運動の意義をめぐって

第2章 保育所運動が変えた保育行政──共同保育所への助成と公的保育の充実をもとめて
 2-1 保育所づくり運動から保育所運営をめぐる運動へ 
 2-2 共同保育所運営の改善をもとめて
 2-3 だれでも入れる保育園をもとめて──名古屋市公立保育園父母の会と自治労の保母たち
 2-4 公立保育園運動と共同保育所運動の協働 -1・19闘争と保母の大幅増員-
 2-5 保育所運動が生み出した成果

第3章 共同保育所から小規模認可保育所へ──共同保育理念のさらなる展開   
 3-1 共同保育所から小規模認可保育所へのみち
 3-2 愛知県共同保育所連合会と認可問題
 3-3 小規模認可保育所の組織化
 3-4 共同保育所運動と障がい児保育の展開
 3-5 多様な保育要求にこたえるために──共同保育理念の継承とその発展

第4章 共同保育所運動を支えた保育理念と保育実践──子どもが育ち、親が育ち、保母が育つ 
 4-1 乳児集団保育の理論づくり-1960年代~1970年代-
 4-2 乳児集団保育をめぐる三つの課題
 4-3 乳児集団保育の保育内容と保育方法の構築
 4-4 共同性の発展