書籍詳細:交通事故過失割合の研究

交通事故過失割合の研究

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  • 紙の書籍
定価:税込 7,370円(本体価格 6,700円)
在庫僅少
発刊年月
2017.02
ISBN
978-4-535-51741-7
判型
A5判
ページ数
384ページ
Cコード
C3032
ジャンル

内容紹介

交通事故損害賠償請求の実務で用いられる過失相殺基準の実際と課題を、法学、工学、法工学、人間工学等の視点から多角的に考察。

目次

[序章]交通事故過失割合の研究 序論(藤村和夫)
 1 はじめに
 2 交通事故を惹起する原因・要素(発生メカニズム)
 3 過失相殺と過失割合
 4 現行基準に対する要望
 5 今後に向けて
[第1章]交通事故過失割合研究の目的と意義
  第1節 本研究の基本視座(清水克彦)
  第2節 非法律家の観点から見た本研究の必要性を示唆する事項(清水克彦)
  第3節 法工学の観点から見た本研究の目的と意義(清水克彦)
  第4節 交通事故過失割合研究会における議論の経緯(渡邉康一郎)
[第2章]過失相殺の歴史的意義(藤村和夫)
[第3章]過失相殺と過失割合をめぐる理論と課題(大嶋芳樹)
[第4章]日本における過失相殺実務処理の現状
  第1節 過失相殺率の認定基準(大嶋芳樹)
  第2節 実務処理の具体例
      ――「信号機による交通整理の行われていない交差点に
      おける四輪車同士の出合い頭事故」の場合(松居英二)
  第3節 『判タ基準』を適用する際の留意点(高生精也)
[第5章]工学的発想の必要性
        ――過失との関わりをどのように意識しうるか
  第1節 機械工学的発想の必要性
      ――技術者の心理と車の性能(渡邉康一郎)
  第2節 人間工学的発想の必要性(堀野定雄)
[第6章]過失割合基準と交通事故の予防(遠山信一郎・宮岡孝之)
[第7章]過失割合と保険の実務における機能(三坂則夫・三井秀実)
[第8章]過失割合の判断要素――新たな構想の可能性(藤村和夫)

座談会/交通事故過失割合の学術的研究を目指して