書籍詳細:医療保険財政法の研究

青山学院大学法学叢書 第4巻 医療保険財政法の研究

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  • 紙の書籍
定価:税込 5,830円(本体価格 5,300円)
在庫僅少
発刊年月
2017.03
ISBN
978-4-535-52256-5
判型
A5判
ページ数
272ページ
Cコード
C3032
ジャンル

内容紹介

医療保険財政について、被保険者負担・事業主負担の医療保険料、財政調整のための拠出金等、「拠出」の経済的負担の法的性質を考察。

目次

[第1章] 医療保険料(被保険者負担)に関する考察(1)――対価性の存在、権利性の強さ、および租税法律主義との関係
第1節 はじめに
第2節 医療保険の財源および医療保険料(被保険者負担)の構造
第3節 対価性をめぐる議論の状況
第4節 裁判例
第5節 考察に当たっての予備的作業――最高裁判例が示唆するふたつの論点に関して
第6節 考察
補論 碓井光明の批評に接して
[第2章] 医療保険料(被保険者負担)に関する考察(2)――「応益的要素」は、なぜあるのか
第1節 はじめに
第2節 医療保険料(被保険者負担)における応益的要素
第3節 標準報酬月額および標準賞与額の上限について
第4節 国保料(税)の基礎賦課額(基礎課税額)の限度額について
第5節 応益割について
第6節 結論
[第3章] 医療保険料(事業主負担)に関する考察
第1節 はじめに
第2節 健康保険料事業主負担の法的性質
第3節 インプリケーション
[第4章] 医療保険法における財政調整に関する考察
第1節 はじめに
第2節 医療保険における財政調整の概要
第3節 老人医療費拠出金の法的性質
第4節 他の拠出金等の評価
第5節 インプリケーション
[第5章] 医療保険における公費負担に関する考察
第1節 はじめに
第2節 健康保険制度における公費負担
第3節 国民健康保険制度における公費負担
第4節 高齢者医療における公費負担
第5節 公費負担に関して実定法から得られる示唆(趣旨の体系化)
第6節 インプリケーション
[第6章] 利用者負担(一部負担金等)に関する考察
第1節 はじめに
第2節 医療保険法における一部負担金等の概要および沿革
第3節 一部負担金等の法的性質および制度趣旨
第4節 インプリケーション