書籍詳細:憲法的刑事弁護

憲法的刑事弁護 弁護士高野隆の実践

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  • 紙の書籍
定価:税込 4,620円(本体価格 4,200円)
在庫なし
発刊年月
2017.07
ISBN
978-4-535-52253-4
判型
A5判
ページ数
392ページ
Cコード
C3032
ジャンル

内容紹介

刑事弁護の最前線で結果を積み上げてきた高野隆の仕事に着目し、研究者と実務家が協働して高野の「憲法的刑事弁護」を読み解く。

目次

第I部 論文集 憲法的刑事弁護
 再審請求審における審判の対象……木谷 明
 証拠保全がおかしい――その本来の意義と現在の運用……四宮 啓
 裁判官は裁判員に「経験則」を教えられるか……高野 隆
 刑事弁護の理論と実践を生きる――right to legal representation……遠藤比呂通
 不適切弁護と「刑事弁護の質」……大橋君平
 弁護人の弁護を受ける権利の実質的な保障のために……和田 恵
 接見禁止と接見の自由――よど号ハイジャック記事抹消事件判決を起点とした一試論……木下昌彦

第II部 座談会
 疑う人は高野を見よ……後藤貞人
 座談会1 浦和嬰児殺事件……木谷 明・高野 隆・海老原夕美・高山 巌
 座談会2 杏仁粉事件とスモークサーモン事件……村田美奈子・谷口太規・高野 隆・吉田京子
 The Best Defense Lawyer in Japan……David T. Johnson
 日本最高の刑事弁護士……デイヴィッド・T・ジョンソン(訳:岩佐政憲)

第III部 弁論集
 「高野 隆」を求めて……坂根真也
 弁論集
 1 「赤ちゃんの鼻に太ももを押し付けて殺した」――浦和嬰児殺事件最終弁論
 2 控訴審での心神喪失主張――傷害事件控訴審最終弁論
 3 「彼の死は自業自得としか言いようがありません」――傷害致死事件冒頭陳述
 4 逆転無罪――痴漢事件第一審最終弁論
 5 ブラインド・ミュール・ディフェンス――覚せい剤密輸事件最終弁論
 6 性格証拠禁止の法理――放火事件上告審口頭弁論
 7 不利な証人と対面する権利――覚せい剤密輸事件証拠弁論
 8 「この権利は憲法上の権利である」――接見ビデオ上映のための弁論
 9 情状弁護――ヘロイン輸入事件最終弁論
 10 最後のオウム裁判――オウム真理教高橋事件控訴審弁論

書評掲載案内

■『刑事弁護 No.96』2018年冬号 評者:後藤貞人 氏(大阪弁護士会)