書籍詳細:有資源国の経済学

有資源国の経済学 アフリカのいま

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  • 紙の書籍
定価:税込 6,490円(本体価格 5,900円)
在庫僅少
発刊年月
2017.09
ISBN
978-4-535-55883-0
判型
A5判
ページ数
532ページ
Cコード
C3033
ジャンル

内容紹介

アフリカでは鉱物資源の有効利用が発展の鍵だ。資源の罠に陥らずに発展するには、また、無資源国はどうすれば良いか、方途を探る。

目次

序章 アフリカ経済を考える上でなぜ資源が重要か
  1.面積と人口からアフリカのイメージをつかむ
  2.アフリカ諸国の経済的規模
  3.アフリカ諸国に富をもたらした要因
  4.本書の目的と構成

第1部 アフリカ経済の何が問題か

 第1章 アフリカはどのように成長したか
  1.発展の阻害要因
  2.独立後の状況
 第2章 アフリカで資本はどのように蓄積されたか
  1.一般的特徴
  2.実際の資本蓄積状況
 第3章 アフリカの労働の何が問題か:なぜ雁はアフリカまで飛ばないのか
  1.労働力の量と質
  2.労働力の価格
 第4章 なぜアフリカでは技術進歩が進まないのか
  1.技術問題の特徴
  2.技術の現状を示す指標
 第5章 どれくらいの外資がアフリカに流入したのか
  1.歴史的経緯
  2.資金流入の実態を示す指標
 第6章 どれくらいの援助がアフリカに流入したのか
  1.歴史的経緯
  2.アフリカに流入した援助金額
  3.現状における問題点
 第7章 アフリカ経済はどのような産業構造をもっているか
  1.産業構造の変遷
  2.産業構造上の問題点
  3.産業発展を妨げている要素
 第8章 アフリカはどのような貿易構造をもっているのか
  1.貿易動向
  2.地域統合の現状

第2部 どうしたら資源を有効活用できるか

 第9章 アフリカはどのような資源をもっているのか
  1.資源の分布状態
  2.アフリカが有する資源の特徴と世界市場での位置づけ
 第10章 資源の優劣を決める要因は何か
  1.資源輸出の歴史
  2.資源輸出額
  3.資源価格の動向
 第11章 どういう国が資源を有効活用できたか
  1.鉱産物資源の有効活用例:ボツワナ
  2.農産物資源の有効活用例:ケニア
  3.ボツワナとケニアの数値比較
 第12章 資源の有効活用を妨げている要因とは何か
  1.理論的考察
  2.経験的考察

第3部 どうしたらアフリカと良好な関係を築けるのか

 第13章 欧米諸国はアフリカとどう付き合ってきたか
  1.イギリスの場合
  2.フランスの場合
  3.EUの場合
  4.米国の場合
 第14章 アジア諸国はアフリカとどう付き合ってきたか
  1.インドの場合
  2.中国の場合
  3.日本の場合

おわりに――なぜマラウイはどんどん貧しくなるのか