書籍詳細:スマートフォンの環境経済学

スマートフォンの環境経済学

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  • 紙の書籍
定価:税込 2,200円(本体価格 2,000円)
在庫僅少
発刊年月
2017.08
ISBN
978-4-535-55885-4
判型
四六判
ページ数
200ページ
Cコード
C3033
ジャンル

内容紹介

スマートフォンの生産・使用・廃棄の過程で人間や環境に及ぼされる影響を、製品ライフサイクルに沿ってグローバルな視点から分析。

目次

はじめに

第1部 情報通信技術と環境問題
第1章 スマートフォンを解体する
第2章 情報通信技術と環境問題の経済学
BOX 電気電子機器廃棄物とは(GE05による定義) 

第2部 生産編
第1章 マレーシアのレアアースによる放射能汚染
BOX 利潤率と不変資本充用上の節約
第2章 スマートフォンと児童労働による充電電池用コバルト採掘
第3章 サムスン電子で起きたハイテク労災問題
第4章 シャープを傘下に収めた鴻海がかかえる労働問題と環境問題
第5章 IBM誕生の地で継続する有機溶剤による汚染
第6章 台湾の液晶工場による廃水汚染
第7章 半導体生産による労働安全問題――生殖障害と発がん 
BOX 携帯電話と発がんについての国立がん研究センターの見解

第3部 使用編
第1章 情報通信技術のエネルギー消費
第2章 携帯電話とスマートフォンの環境負荷 
BOX スマートフォン事故5年で239件 重いやけどや火災に発展例も

第4部 リサイクルは国境を越える
第1章 電気電子機器廃棄物の輸出と環境影響――中国
第2章 インドの電気電子機器廃棄物問題
第3章 グローバルな携帯電話・スマートフォンの生産、リユース、リサイクル
BOX 世界で拡大する中古スマートフォン市場
第4章 電気電子機器廃棄物と拡大生産者責任(EPR)
BOX 途上国に広がる「モバイル送金」サービス

第5部 展望――グローバルな情報通信と責任ある技術

あとがき
参考文献
用語解説
索引

書評掲載案内

■『都市問題』2017年12月号(106頁)評者:倉地真太郎氏(後藤・安田記念東京都市研究所研究員)
■『POSSE』vol.38 2018年 評者:『POSSE』編集部