書籍詳細:考古学のための法律

考古学のための法律

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定価:税込 2,860円(本体価格 2,600円)
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在庫あり
発刊年月
2017.12
ISBN
978-4-535-52300-5
判型
四六判
ページ数
168ページ
Cコード
C3032
ジャンル
難易度
テキスト:初級

内容紹介

考古学調査では費用の負担、出土品の評価や所有権、調査後の土地の保存など、関連法制が立ちはだかる。ハンディで現場に必携の書。

目次

はじめに

第1章 考古行政と法律
 1 ベースは文化財保護法
 2 考古学に関連しうる法律
   ――都市計画法、景観法、歴史まちづくり法、古都保存法、遺失物法

第2章 発掘調査と法律
 1 発掘調査と調査費用負担――原因者負担制度
 2 埋蔵文化財を包蔵する土地と遺跡の関係
   ――周知の埋蔵文化財包蔵地の範囲
 3 考古学的発見時の対応――遺跡の発見に関する制度

第3章 遺物・遺跡と法律
 1 遺物・遺跡の法的帰属と保管――埋蔵文化財と民法
 2 出土文化財の蓄積と廃棄
 3 水中文化遺産の保護法制をめぐる動向

第4章 博物館と法律
 1 博物館法制と博物館資料の「保存と活用」
 2 アメリカの博物館と裁判例
 3 イギリスの博物館コレクションと探検航海、貿易航海
   ――大英博物館、国立海事博物館の例

第5章 考古遺産法制と都市計画
 1 イギリスの考古遺産法制と都市計画
   ――イングリッシュ・ヘリテッジに着目して
 2 日仏の考古遺産法制と都市計画
   I フランスの考古遺産法制と都市計画
    ――予防考古学に関する規定を中心に
   II 日本の考古遺産法制と都市計画
    ――持続可能な都市と遺跡の共存を探る
 3 万国博覧会と都市計画法制

第6章 考古学資源と公有地
 1 アメリカの考古学資源管理と公有地法制
 2 考古学資源法制の展望

《資料》Rebuilding a cultural heritage law system that can cooperate with sustainable city planning

参考文献
索 引
初出一覧

書評掲載案内

■2018年3月7日付『朝日新聞』夕刊(関西)(4面)聞き手/編集委員・今井邦彦 氏
■『考古学研究65-3』259号(2018Winter)P116 評者:十菱駿武 氏
■2018年2月12日付 J-CAST BOOKウオッチ
『ここ掘れワン、じゃすまない考古宝物探し』
https://www.j-cast.com/bookwatch/2018/02/12006907.html

■『明日への文化財』2019年1月80号P54 評者:小貫 充 氏(編集担当)