書籍詳細:「国家と法」の主要問題
「国家と法」の主要問題 Le Salon de théorie constitutionnelle
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定価:税込 6,050円(本体価格 5,500円)
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内容紹介
憲法施行から70年を経て大きく変動する時代のなか、憲法学の主要問題は何か。ぶれない理論の力を支える基礎理論研究の成果。
目次
はしがき
■第 I 部 主権論の継承と展開
第1章 八月革命・七〇年後――宮澤俊義の8・15
……石川健治
第2章 明治憲法学説史の一断面――穂積八束「憲法制定権ノ所在ヲ論ズ」を読む
……西村裕一
第3章 フランス憲法史と日本――革命200年・戦後70年の「読み直し」
……辻村みよ子
第4章 主権のヌキ身の常駐について――Of sovereignty, standing and denuded
……長谷部恭男
第5章 憲法制定権力論の神学と哲学
……福島涼史
第6章 ドイツにおけるケルゼン「再発見」と国法学の「変動」の兆し
……高田 篤
第7章 多元主義法理論の共時性と通時性――サンティ・ロマーノの「制度」概念と憲法秩序の変動
……江原勝行
■第 II 部 平和主義の思想と「実行」
第8章 「不断の努力」と憲法
……蟻川恒正
第9章 平和と秘密――『永遠平和のために』の秘密条項について
……小島慎司
第10章 9条と司法権――parens patriae訴訟を参考に
……青井未帆
■第 III 部 人権をめぐる個人と国家
第11章 憲法学における「自律した個人」像をめぐる一考察
……佐々木くみ
第12章 立ち竦む「闘う共和国」――テロリズム攻撃に直面するフランスにおける表現の自由
……山元 一
第13章 「自己統治」の原意と現意――パブリック・フォーラムの条件
……松田 浩
第14章 「隔離」される集会、デモ行進と試される表現の自由
……阪口正二郎
第15章 「法解釈の技術」と「文化現象の真実」――猥褻表現規制と弁護士・大野正男
……駒村圭吾
第16章 聖獣物語─―中性国家のわいせつ性に関する憲法哲学的断章
……金井光生
第17章 21世紀の財産権と民主主義――富の集中の憲法的意義とその統制について
……木下昌彦
第18章 多層的人権保障システムのresilience――「自国第一主義」台頭の中で
……江島晶子
■第 IV 部 統治機構論の主要問題
第19章 選挙と代表・正統性――フランスにおける政治法の一側面
……只野雅人
第20章 Popular Originalismは可能か?――ティーパーティ運動が突きつける難題
……大河内美紀
第21章 「裁判官の良心」と裁判官――憲法理論的考察に向けて
……愛敬浩二
第22章 ケルゼンを使って「憲法適合的解釈は憲法違反である」といえるのか
……毛利 透
第23章 憲法判例変更のパラドックス
……大林啓吾
第24章 「貨幣国家」と憲法――財政作用の再検討にむけた予備的・準備的考察の一環として
……片桐直人
■第 V 部 資料――企画趣旨
連載開始にあたって(再録)
……辻村みよ子・長谷部恭男・石川健治・愛敬浩二
あとがき
■第 I 部 主権論の継承と展開
第1章 八月革命・七〇年後――宮澤俊義の8・15
……石川健治
第2章 明治憲法学説史の一断面――穂積八束「憲法制定権ノ所在ヲ論ズ」を読む
……西村裕一
第3章 フランス憲法史と日本――革命200年・戦後70年の「読み直し」
……辻村みよ子
第4章 主権のヌキ身の常駐について――Of sovereignty, standing and denuded
……長谷部恭男
第5章 憲法制定権力論の神学と哲学
……福島涼史
第6章 ドイツにおけるケルゼン「再発見」と国法学の「変動」の兆し
……高田 篤
第7章 多元主義法理論の共時性と通時性――サンティ・ロマーノの「制度」概念と憲法秩序の変動
……江原勝行
■第 II 部 平和主義の思想と「実行」
第8章 「不断の努力」と憲法
……蟻川恒正
第9章 平和と秘密――『永遠平和のために』の秘密条項について
……小島慎司
第10章 9条と司法権――parens patriae訴訟を参考に
……青井未帆
■第 III 部 人権をめぐる個人と国家
第11章 憲法学における「自律した個人」像をめぐる一考察
……佐々木くみ
第12章 立ち竦む「闘う共和国」――テロリズム攻撃に直面するフランスにおける表現の自由
……山元 一
第13章 「自己統治」の原意と現意――パブリック・フォーラムの条件
……松田 浩
第14章 「隔離」される集会、デモ行進と試される表現の自由
……阪口正二郎
第15章 「法解釈の技術」と「文化現象の真実」――猥褻表現規制と弁護士・大野正男
……駒村圭吾
第16章 聖獣物語─―中性国家のわいせつ性に関する憲法哲学的断章
……金井光生
第17章 21世紀の財産権と民主主義――富の集中の憲法的意義とその統制について
……木下昌彦
第18章 多層的人権保障システムのresilience――「自国第一主義」台頭の中で
……江島晶子
■第 IV 部 統治機構論の主要問題
第19章 選挙と代表・正統性――フランスにおける政治法の一側面
……只野雅人
第20章 Popular Originalismは可能か?――ティーパーティ運動が突きつける難題
……大河内美紀
第21章 「裁判官の良心」と裁判官――憲法理論的考察に向けて
……愛敬浩二
第22章 ケルゼンを使って「憲法適合的解釈は憲法違反である」といえるのか
……毛利 透
第23章 憲法判例変更のパラドックス
……大林啓吾
第24章 「貨幣国家」と憲法――財政作用の再検討にむけた予備的・準備的考察の一環として
……片桐直人
■第 V 部 資料――企画趣旨
連載開始にあたって(再録)
……辻村みよ子・長谷部恭男・石川健治・愛敬浩二
あとがき