書籍詳細:子どもの権利研究 第29号

子どもの権利が拓く 子どもの権利研究 第29号 子どもの現場と子どもの権利条約第4・5回日本政府報告

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  • 紙の書籍
定価:税込 3,300円(本体価格 3,000円)
在庫なし
発刊年月
2018.03
ISBN
978-4-535-06662-5
判型
A5判
ページ数
288ページ
Cコード
C3036
ジャンル

内容紹介

2017年6月に国連へ提出された子どもの現場と子どもの権利条約第4・5回日本政府報告について、専門家やNGOの視点から検討を加える。特集2では、学校、施設、少年院、医療の現場から子どもの権利を活かすための方策を考える。

目次

はしがき

◆特集1 子どもの権利条約第4回・5回日本政府報告の検討
口国連・子どもの権利委員会の最近の動向/大谷美紀子
口子どもの権利条約第4回・5回日本政府報告の内容と課題/平野裕二
口子どもの権利条約第4 回・5 回日本政府報告の検討
震災・災害における子ども支援/谷川由起子
子どもに対する暴力防止―体罰防止の現状と課題/田沢茂之
子どもの貧困対策/津田知子
在日朝鮮人の権利/宋 恵淑
難民の子どもの権利/鈴木雅子
代替的養護と保育の検討/加藤悦雄
教育の権利/福澤富美代
不登校の子どもの権利/奥地圭子
子どもの人身売買・性的搾取をめぐる問題/藤原志帆子

◆特集2  子どもの現場から考える子どもの権利
口子どもの現場から子どもの権利を考える/荒牧重人
口子どもの現場と子どもの権利
学校現場と子どもの権利/八田裕子
児童心理治療施設と子どもの権利―子どもの声を起点とした支援―/上野陽弘
少年院と子どもの権利/熊倉ひろみ
小児医療現場と子どもの権利/田中恭子

◆子ども法の今日的動向
障害者権利条約第第1回日本政府報告の内容と課題―障害のある子どもに焦点を当ててー/東 俊裕
家庭教育支援法案の問題点と課題/林 大造

◆海外の動き
ネパールにおける子どもにやさしい地方行政/ビシュヌ・ダッタ・ゴータム
韓国における子どもの権利研究の展開―韓国・児童権利学会の20年―/李 ジェヨン・黄 オクギョン・金 ヒョジン

◆自治体の動き  市民参加で創る子どもにやさしいまち
―「地方自治と子ども施策」全国自治体シンポジウム2017越前から―
●シンポジウム「市民自治で創る子どもにやさしいまち」
市民自治で創る子どもにやさしいまち/浜田進士
子どもの意見表明・参加に基づく施策づくり/寺澤好之
「市民立」の組織と自治体の多様な協働―市民運動による事業体の創出と子ども施策の新たな展開のかたち―/橋本達昌
「市民立」組織カウンターパートとしての自治体から考察する協働の意義/小森誠司
市民とともに創る子どもの居場所/西森尚己・伊佐冶裕子
●分科会
(1)子どもの相談・救済/半田勝久
(2)子どもの虐待防止/中板育美
(3)下どもの居場所/内田宏明
(4)子ども参加/林大介
(5)子ども計画/田中文子
(6)子ども条例/松倉聡史
(7)当事者と支援者で創る子ども施策/渡辺愼二
(8)子ども支援者への支援/青井夕貴

◆研究報告
コルチャック子どもの権利思想の形成とジュネーブ宣言
―子どもの権利史の一断面、ポーランドの1920年代―/塚本智宏
児童養護施設経験者の退所後のくらしを支える施設職員のかかわり
―施設経験者が描くライフラインを手がかりにして―/田谷幸子

◆研究報告概要
京都市昼間里親制度が乳児保有の成立に与えた影響/五十嵐裕子
家庭養護における里親の体罰・しつけに関する意織/中川友生
子どもの権利論的アプローチの対象認識/加藤悦雄
児童心理治療施設におけるスポーツ活動を通じた生活支援―陸上競技部メンバー、OBOG、職員のグループの中での語りと、繋がり体験から見えてくるもの―/上野陽弘
学校福祉における子どもの権利保障の取り組み/高石啓人


◆文献一覧
[書評] 宮島喬ほか『外国人の子ども白書」(明石書店  2017年4月刊) /小倉敬子
[書評]竹原幸太『失敗してもいいんだよ―子ども文化と少年司法』 (本の泉社 2017年刊)/掛川亜季
子どもの権利研究総合文献目録

◆研究所から
子どもの権利条約総合研究所活動日誌
2017年度子どもの権利条約総合研究所運営スタッフ