書籍詳細:市民社会と市民法――civilの思想と制度

市民社会と市民法――civilの思想と制度

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  • 紙の書籍
定価:税込 9,900円(本体価格 9,000円)
在庫なし
発刊年月
2018.05
ISBN
978-4-535-52234-3
判型
A5判
ページ数
664ページ
Cコード
C3032
ジャンル

内容紹介

市民社会と市民法とを考察の主題としつつ、「civilの思想と制度」を歴史的・比較法的に検討し、その現代的課題を探る。

目次

まえがき


序論……吉田克己
 ——社会構成原理としてのcivilと法の基本思想としてのcivil

第1部 総論——civilと反civil
 〈civil〉……大江泰一郎
  ——古典古代における成立と西欧近代における再興
 〈反civil〉……水林 彪
  ——日本国制史における天皇制的契機

第2部 フランス
 私権・人権と市民的権利……岡田正則
  ——フランス革命期の憲法・民法典におけるcivilとcitoyen
 フランスの市民社会と民法・覚書……大村敦志
  ——現代日本の民法学の観点から
 「人の法」の構築……吉田克己
  ——フランス民法学からの示唆

第3部 ドイツ
 現代ドイツの市民社会論と市民法についての覚書……広渡清吾
  ——概念的考察
 ブレーメン市の地域評議会法の新展開に見る「参加」と「協働」……名和田是彦
 一九世紀ドイツの定期行為における民事と商事……杉本好央
  ——水林先生の民商法論によせて

第4部 イギリス・アメリカ
 「司法」からみたイギリス市民社会と法……戒能通厚
 イギリス憲法研究の課題とコモン・ロー……愛敬浩二
  ——法史学と憲法学の批判的対話に向けて
 アメリカ法学形成期における三つの『釈義』と「土地」・「商業」・「市民社会」……大久保優也

第5部 中国
 「協商民主」と「信用社会」……但見 亮
  ——中国夢の「人民」と「公民」
 中国の債権者取消権における受益者の身分……小口彦太

第6部 日本
 ボアソナードの最初期民法典構想とその展開……高橋良彰
 市民法的公法学……人見 剛
  ——高柳信一の行政法理論に関する一考察
 市民法と社会法……西谷 敏
 「人間の尊厳」……相澤美智子
  ——労働法学からの考察

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