書籍詳細:日本の司法ー現在と未来

日本の司法ー現在と未来 江藤价泰先生追悼論集

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  • 紙の書籍
定価:税込 12,100円(本体価格 11,000円)
在庫僅少
発刊年月
2018.07
ISBN
978-4-535-52254-1
判型
A5判
ページ数
692ページ
Cコード
C3032
ジャンル

内容紹介

2016年3月に逝去された江藤价泰先生(東京都立大学名誉教授)を追悼し、公法、私法分野、司法書士制度に関わる論説と随想で構成された論文集。

目次

刊行にあたって………………………齊藤 誠・大出良和・菱田徳太郎・今村与一

第一部 志をともに

  ヴェネディクトフ教授の所有論について…………藤田 勇 
  司法制度改革の成果と課題………宮本康昭
  「法科大学院問題」の顚末
    ――司法と法学の危機は克服できるか――…………戒能通厚
  新たな治安立法の時代を迎えて
    ――共謀罪法の妥当性検証――…………村井敏邦
  成年後見等の審判を簡易裁判所の管轄に………田山輝明
  民主主義法学についての覚書
    ――民科法律部会創立六〇年を機縁に――…………広渡清吾
  フランス公証人制度の特質
    ――マクロン法をめぐる議論を通して――…………吉田克己
  あまりにも運命的な――一心同体的な交友関係――…………籾井常喜
  江藤价泰先生の憶い出…………小田中聰樹
  イルェテ・ユヌフォワ…………磯部 力
  パリの江藤价泰先生…………原田純孝
  江藤先生の思い出…………島田陽一

第二部 江藤先生と法律家運動
  
  江藤价泰先生と国際連帯活動…………新倉 修
  日本国際法律家協会と江藤价泰先生…………大熊政一
  ヨーロッパ司法制度調査・司法制度研究集会の思い出…………塚原英治

第三部 江藤先生と司法書士会
  
  司法書士と行政書士の権利義務に関する書類作成…………鈴木正道
  司法書士会・団体としての法律家性の考察…………稲村 厚
  登記原因証明情報と中間省略登記…………野口雅人
  江藤价泰教授と司法書士制度の交錯
    ――準法律家から登記代理に至る軌跡――…………渋谷陽一郎
  江藤先生と全青司協…………相馬計二
  江藤先生と「司法書士の社会的役割と未来」のこと…………有野久雄
  江藤价泰先生との想い出…………高橋清人
  司法書士研修制度を拓く…………風間邦光
  江藤先生の思い出――学恩について――…………小西伸男
  不肖…………藤縄雅啓
  生成中の法律家…………大貫正男
  楽しかった江藤先生との思い出…………井口鈴子
  江藤先生から司法書士へのメッセージ…………赤土正貴
  江藤价泰先生と和歌山訴訟…………中  弘
  「司法書士の歴史」を学ぶ…………齋木賢二
  司法書士制度の現状と課題…………三河尻和夫
  江藤先生と銘々会…………菱田徳太郎
  こころざし…………矢頭範之
  最後の門下生…………堀江泰夫
  本人訴訟による民事裁判からの考察………奥西史郎
  
第四部 学恩に受けて
  
  リニア新幹線と戦略的環境アセスの課題
    ――参加に着目して――…………礒野弥生
  司法書士論の若干の検討課題…………大出良知
  裁判を通じての教育にかかる人権の定着と展開
    ――家永教科書裁判の検討を踏まえて――………加藤文也
  美濃部達吉の抗告訴訟論…………石崎誠也
  司法と正義…………今村与一
  最近の原発差止め訴訟の立証責任論について
    ――伊方判決の変質・回帰と脱却――………神戸秀彦
  国の法令違反行為に対する地方自治体の差止め請求訴訟の許容性
    ――沖縄県漁業調整規則違反の岩礁破砕行為事件を素材に――…………人見 剛
  約款作成者不利の原則と消費者契約法…………山口志保
  江藤先生追悼によせて
    ――「弁護士としての自分史」――…………齊藤 誠
  江藤先生との折々の出会い…………村井勝美
  民訴の講義を受けなかった私と江藤先生…………江森民夫


  江藤价泰先生 略歴・主要著作目録