書籍詳細:素粒子論の始まり

素粒子論の始まり 湯川・朝永・坂田を中心に

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発刊年月
2018.12
ISBN
978-4-535-78833-6
判型
四六判
ページ数
306ページ
Cコード
C3042
ジャンル

内容紹介

日本の素粒子論を拓いた3人組、湯川秀樹、朝永振一郎、坂田昌一を通して、「いかに研究がなされたか」を描き出す珠玉の一冊。

目次

第1部 くりこみ理論誕生のころ 
 第1章 場の理論の宿痾
 第2章 荒廃からの始動
 第3章 東京・名古屋・シェルター島 
 第4章 ダイソン理論に向けて
 第5章 E研でのくりこみ研究 
 第6章 断想若干 
  
第2部 量子物理学の創始者たち 
 第1章 人間ボーア 
 第2章 対比としての朝永と湯川 
 第3章 グラムシの言葉と湯川・朝永・坂田 
 第4章 量子力学の誕生――ヘルゴランド1925 
 第5章 シュレーディンガーの衝撃波 
 第6章 一堂に会した量子力学の創始者たち 
 第7章 戯劇‘GHOST基研にあらわる’上演を巡って 

 解説 くりこみ理論とは――簡単なモデルで(江沢 洋) 
  1 電子の電磁的質量 
  2 くりこみ理論とはどんなものか 
  3 真空偏極 
  4 素粒子論年表 

書評掲載案内

■『日経サイエンス』2019年4月号P106
素粒子論の勃興期を描く鮮やかで貴重な研究史の証言

■2019年5月12日付 8面『赤旗』「標準理論の礎築いた3人の軌跡」 評者:棚橋誠治・名古屋大学教授

■『赤旗』2019年月12日号8面 
評者:棚橋誠治 先生(名古屋大学教授)

■『日本物理学会誌』vol.77 (2022年5月)P331