書籍詳細:わたしもじだいのいちぶです
わたしもじだいのいちぶです 川崎桜本・ハルモニたちがつづった生活史
- 紙の書籍
定価:税込 2,200円(本体価格 2,000円)
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内容紹介
磯部涼氏(ライター/『ルポ 川崎』著者)、温又柔氏(小説家)推薦!
ふるえる手でつづった一字一字が、過去・現在・未来を語り出す――
学ぶことをあきらめなかったハルモニ(おばあさん)たちの、鮮やかな生の記録。
川崎臨海部の工業地帯に位置する小さな町・桜本。
戦前から今に至るまで、様々なルーツを持つ人々を受け入れてきたこの町に、字の読み書きが困難な在日コリアンや日系移民の女性たちの集う識字学級がある。
差別や戦争が原因で、高齢になるまで学習の機会を奪われてきた彼女たちは、この教室で文字を手にし、自らの人生について書きつづるなかで、心の奥にしまわれていた記憶や思いをひとつひとつ言葉にしてきた。
本書に収められた作文は、故郷を離れてたどりついた町の片隅で、汗を流して働き、家族を支えながら生きてきた女性たちの確かな経験を伝えてくれる。
それらは同時に、この社会の現在と未来をも照らし出す。
いま聞き届けるべき声がここにある。
[重要なお知らせ]
2019年1月23日、矢野泉氏から、本書191頁・197-198頁で氏の論文を引用・注釈している箇所の記述について抗議を受けました。精査の結果、不適切な点があったことを認めここにお詫びいたします。詳細はこちらをご覧ください。
ふるえる手でつづった一字一字が、過去・現在・未来を語り出す――
学ぶことをあきらめなかったハルモニ(おばあさん)たちの、鮮やかな生の記録。
川崎臨海部の工業地帯に位置する小さな町・桜本。
戦前から今に至るまで、様々なルーツを持つ人々を受け入れてきたこの町に、字の読み書きが困難な在日コリアンや日系移民の女性たちの集う識字学級がある。
差別や戦争が原因で、高齢になるまで学習の機会を奪われてきた彼女たちは、この教室で文字を手にし、自らの人生について書きつづるなかで、心の奥にしまわれていた記憶や思いをひとつひとつ言葉にしてきた。
本書に収められた作文は、故郷を離れてたどりついた町の片隅で、汗を流して働き、家族を支えながら生きてきた女性たちの確かな経験を伝えてくれる。
それらは同時に、この社会の現在と未来をも照らし出す。
いま聞き届けるべき声がここにある。
[重要なお知らせ]
2019年1月23日、矢野泉氏から、本書191頁・197-198頁で氏の論文を引用・注釈している箇所の記述について抗議を受けました。精査の結果、不適切な点があったことを認めここにお詫びいたします。詳細はこちらをご覧ください。
目次
はじめに 三浦知人
この本に登場するハルモニたち
プロローグ——識字学級という空間 鈴木宏子
第一部 記憶
朝鮮に生まれて
いくども海を渡る
第2部 どう生きてきたか
働きづめの日々
くらしの色彩
家族へ
解説
第3部 いま思うこと
老いと向き合う
はじめて声をあげた日
解説
第4部 教室の外へ
「おもい」を開く
ひびきあう道のり
特別寄稿 ハルモニたちの言葉と向き合う 石橋学
全体解説 途方もない〈余白〉をみつめて 康潤伊
おわりに 鈴木宏子
執筆者プロフィール
この本に登場するハルモニたち
プロローグ——識字学級という空間 鈴木宏子
第一部 記憶
朝鮮に生まれて
いくども海を渡る
第2部 どう生きてきたか
働きづめの日々
くらしの色彩
家族へ
解説
第3部 いま思うこと
老いと向き合う
はじめて声をあげた日
解説
第4部 教室の外へ
「おもい」を開く
ひびきあう道のり
特別寄稿 ハルモニたちの言葉と向き合う 石橋学
全体解説 途方もない〈余白〉をみつめて 康潤伊
おわりに 鈴木宏子
執筆者プロフィール
書評掲載案内
■『タウンニュース 川崎区・幸区版』2019年1月25日号
https://www.townnews.co.jp/0206/2019/01/25/466593.html
■2019年1月22日付『東京新聞』夕刊(社会面)
「在日1世ら、半生つづり出版 識字学級で読み書き学ぶ」
■2019年1月25日付『朝日新聞』(社会面)
「神奈川)ハルモニの言葉が本に 川崎の識字学級で学ぶ」
https://www.asahi.com/articles/ASM1K5RLZM1KULOB012.html
■2019年2月4日付『毎日新聞』
「習った文字で「じだいのいちぶです」 在日1世のハルモニたちが文集 川崎」
https://mainichi.jp/articles/20190204/k00/00m/040/044000c
■2019年2月6日付『東京新聞』夕刊:大波小波(文化面コラム)にて掲載
■月刊『イオ 』2019年3月号 No.273 P68、73
「苦難の時代を生き抜いた女性たちの記録」
■2019年2月24日付『赤旗』8面にて掲載
■2019年3月8日付『東洋経済日報』7面にて掲載
■『クレヨンハウス通信』vol.459 P12にて掲載
■『散歩の達人』no.277 2019年4月号P110にて掲載
■2019年4月8日付『信濃毎日新聞』夕刊3面にて掲載(評者:原 真)
■『DEAR News(ディアニュース)』191号(2019年4月号)開発教育協会 P10 (評者:田中祥一氏)
■2019年4月14日付『北海道新聞』11面 「少数者が得た自己表現の言葉」(評者:中村一成氏)
https://www.hokkaido-np.co.jp/article/296458?rct=s_books
■2019年4月28日付『読売新聞』10面にて掲載
■2019年5月19日付『東京新聞』9面にて掲載
■2019年6月5日付『統一日報』5面にて関連イベント紹介記事
■2019年6月16日付『信濃毎日新聞』9面にて掲載(評者:岡 真理・京都大大学院教授)
■2019年6月27日付『毎日新聞』夕刊2面「特集ワイド 花谷寿人の体温計」で紹介
(執筆者:花谷寿人・論説委員)
■『文藝』2019年秋号で紹介
「極私的在日文学論~針、あるいは、たどたどしさをめぐって。」(執筆:姜 信子)
■『部落解放』2019年775号(7月号)P64〜65にて紹介
「ハルモニたちの識字活動の風景」(執筆:菅原智恵美《大阪市立大学大学院》)
■月刊『イオ 』2021年4月号 No.298 P16-17
「あなたに読んでほしい5冊」(中高生向け)「1、2世の願いを想う」選者:清田美喜・弁護士
https://www.townnews.co.jp/0206/2019/01/25/466593.html
■2019年1月22日付『東京新聞』夕刊(社会面)
「在日1世ら、半生つづり出版 識字学級で読み書き学ぶ」
■2019年1月25日付『朝日新聞』(社会面)
「神奈川)ハルモニの言葉が本に 川崎の識字学級で学ぶ」
https://www.asahi.com/articles/ASM1K5RLZM1KULOB012.html
■2019年2月4日付『毎日新聞』
「習った文字で「じだいのいちぶです」 在日1世のハルモニたちが文集 川崎」
https://mainichi.jp/articles/20190204/k00/00m/040/044000c
■2019年2月6日付『東京新聞』夕刊:大波小波(文化面コラム)にて掲載
■月刊『イオ 』2019年3月号 No.273 P68、73
「苦難の時代を生き抜いた女性たちの記録」
■2019年2月24日付『赤旗』8面にて掲載
■2019年3月8日付『東洋経済日報』7面にて掲載
■『クレヨンハウス通信』vol.459 P12にて掲載
■『散歩の達人』no.277 2019年4月号P110にて掲載
■2019年4月8日付『信濃毎日新聞』夕刊3面にて掲載(評者:原 真)
■『DEAR News(ディアニュース)』191号(2019年4月号)開発教育協会 P10 (評者:田中祥一氏)
■2019年4月14日付『北海道新聞』11面 「少数者が得た自己表現の言葉」(評者:中村一成氏)
https://www.hokkaido-np.co.jp/article/296458?rct=s_books
■2019年4月28日付『読売新聞』10面にて掲載
■2019年5月19日付『東京新聞』9面にて掲載
■2019年6月5日付『統一日報』5面にて関連イベント紹介記事
■2019年6月16日付『信濃毎日新聞』9面にて掲載(評者:岡 真理・京都大大学院教授)
■2019年6月27日付『毎日新聞』夕刊2面「特集ワイド 花谷寿人の体温計」で紹介
(執筆者:花谷寿人・論説委員)
■『文藝』2019年秋号で紹介
「極私的在日文学論~針、あるいは、たどたどしさをめぐって。」(執筆:姜 信子)
■『部落解放』2019年775号(7月号)P64〜65にて紹介
「ハルモニたちの識字活動の風景」(執筆:菅原智恵美《大阪市立大学大学院》)
■月刊『イオ 』2021年4月号 No.298 P16-17
「あなたに読んでほしい5冊」(中高生向け)「1、2世の願いを想う」選者:清田美喜・弁護士
正誤情報
2019.02.04 | erratta58728-1_1.pdf |
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