書籍詳細:表現の自由とメディアの現在史

表現の自由とメディアの現在史 統制される言論とジャーナリズムから遠ざかるメディア

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在庫あり
発刊年月
2019.06
ISBN
978-4-535-52435-4
判型
四六判
ページ数
288ページ
Cコード
C3032
ジャンル
難易度
テキスト:初級

内容紹介

民主党政権成立前後から第2次安倍政権における表現の自由とメディアに関する論点、展開を記録し、その問題点を提示する。

目次

第1章 自公政権から民主党政権へ 
    表現の自由とメディアの動向2008年〜2009年

 第1節 個人情報保護法と情報統制
 第2節 表現の自由とジャーナリズムを読む
 第3節 民主党政権におけるメディアの役割
      ーー報道の多様性を奪う、官への取材規制


第2章 民主党政権下の表現の自由とメディア 2009年~2012年

 第1節 民主党政権におけるメディア政策と規制
      ーー原発報道と検察監視も含め
 第2節 秘密保全法案と共通番号制
 第3節 人権侵害救済法案から人権委員会設置法案へ
 第4節 青少年条例改正と児童ポルノ法改正
 第5節 報道の自由と規制をめぐって


第3章 安倍政権下の表現の自由とメディア 2012年~2017年

 第1節 安倍政権で進む統制と監視ーーマイナンバー法も含め
 第2節 秘密保全法案から特定秘密保護法へ
 第3節 市民監視の強化と共謀罪の創設
 第4章 情報統制と放送への介入
 第5節 憲法改正案と表現の自由
 第6節 児童ポルノ法改正とヘイト・スピーチ規制
 第7節 報道の自由とジャーナリズムをめぐって


第4章 表現の自由とメディアの現在 2018年~
 第1節 表現の自由と規制をめぐる動向
 第2節 社外言論の自由と規律
 第3節 公文書の隠ぺい・改ざんと改革の課題

書評掲載案内

■『毎日新聞』2019年9月8日(日)11面、今週の本棚にて掲載
■『京都新聞』2019年9月15日(日)11面、新刊の本棚にて掲載
■『信濃毎日新聞』2019年9月15日(日)9面、読書欄にて掲載
■『ジャーナリスト』2019年9月25日(月)6面、読書欄にて掲載
■『週間読書人』2019年10月11日(金)3面にて掲載
「改めて問題の輪郭を明らかに 〝道徳〟よりも〝倫理〟を重視」
評者:武田徹(ジャーナリスト・専修大学教授)