書籍詳細:オープンダイアローグがひらく精神医療

オープンダイアローグがひらく精神医療

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定価:税込 2,200円(本体価格 2,000円)
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在庫あり
発刊年月
2019.07
ISBN
978-4-535-98465-3
判型
A5判
ページ数
272ページ
Cコード
C3047
ジャンル

内容紹介

帯の文
モノローグ(個人精神療法)からダイアローグ(チームによるミーティング)へ

“一対一”の面接のもつ副作用と制約から精神医療を解放する新たな治療実践

「開かれた対話」を通じて精神疾患にアプローチする。この画期的な手法であり思想を、日本に導入すべく奔走する著者の最新論集。

目次

1 オープンダイアローグの可能性
 1 オープンダイアローグ
 2 こころのトポスはどう変わったか
 3 「開かれた対話」と「人薬」
 4 反‐強度的治療としてのオープンダイアローグ
 5 心理職とオープンダイアローグの可能性

2 オープンダイアローグの現場から
 6 オープンダイアローグによる統合失調症への治療的アプローチ
 7 アウトリーチとオープンダイアローグ
 8 “コミュ障”は存在しない――開かれた対話と「コミュニケーション」
 9 「ほめる」こととリフレクティング

3 オープンダイアローグを読む
 10 SF的視点が可能にした精神医療への批評 
   宮内悠介『エクソダス症候群』
 11 二人であることの病? 青山七恵『繭』
 12 ポリフォニーを“聞き流す” 坂口恭平『家族の哲学』

4 人間回帰としてのオープンダイアローグ
 13 オープンダイアローグがひらく新しい生のプラットフォーム 
   村上靖彦×斎藤環
 14 オープンダイアローグの日本への導入に際して懸念されること

書評掲載案内

■『朝日新聞』2019年9月28日(土)26面にて掲載
「沈黙やしぐさからも思いは伝わる」
◎評者:都甲幸治・早稲田大学教授/アメリカ文学

■『本の雑誌』2019年11月号P121にて掲載
「開かれた対話の治療技法」