書籍詳細:資本主義はどこに向かうのか

シリーズ:生存科学叢書

資本主義はどこに向かうのか 資本主義と人間の未来

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在庫僅少
発刊年月
2019.07
ISBN
978-4-535-55932-5
判型
四六判
ページ数
404ページ
Cコード
C3033
ジャンル
難易度
テキスト:中級

内容紹介

資本主義や市場経済への不信感が高まっている。学界・業界を超えてさまざまな叡智が集結し、資本主義の行方と限界を熱く論じる。

目次

はじめに…………………堀内 勉

第1部 資本主義の思想的背景

1 資本主義と普遍…………………中島隆博/大澤真幸

2 資本主義は二一世紀でも通用するのか
   ――哲学的考察 ………岡本裕一朗


第2部 現代資本主義社会が内包する課題

3 金融資本主義の基本概念の再考察
   ――ファイナンスの哲学 ………堀内 勉

4 日本型の資本主義の可能性
   ――渋沢栄一の合本主義を見直す ………渋沢 健

5 資本主義はどこへ向かうのか
   ――格差・日本経済・テクノロジー ………安田洋祐


第3部 資本主義への新たな人間的アプローチ

6 脳科学から見えてくる資本主義
   ――自然科学と人文学・社会科学の架橋融合 ………小泉英明

7 ゲノム人類学から見た資本主義
   ――“幸運者生存”の法則にもとづくヒトの進化 ………太田博樹

8 人工知能の技術進展と資本主義 ………松尾 豊


第4部 資本主義の行方

9 資本主義の終焉と歴史の危機
   ――二一世紀の利子率革命が意味するもの ………水野和夫

10 際限のない欲望と資本主義の行方
   ――経済史から見た新しい規範の社会的条件 ………小野塚知二

11 ポスト資本主義 ………広井良典


おわりに ………小泉英明

書評掲載案内

■2019年8月3日付
「経済の課題を問い直すカギは何か ――書評『資本主義はどこに向かうのか』」 評者:岩佐文夫氏
https://note.mu/f30103/n/n3e47f3a8ccda