書籍詳細:国際法のフロンティア
国際法のフロンティア 宮崎繁樹先生追悼論文集
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定価:税込 12,100円(本体価格 11,000円)
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内容紹介
2016年4月に逝去された宮崎繁樹先生(明治大学名誉教授)を追悼して刊行する、現代国際法の直面する様々な課題に挑む論文集。
目次
第Ⅰ部 人権・人道
1 国連を中心とする国際人権保障
個人通報手続の誕生……阿部浩己
――脱植民地化のダイナミックス
国連人権理事会の特別手続の歴史的展開……今井 直
国連における「ビジネスと人権」問題をめぐる議論の展開……梅田 徹
――条約化構想と「指導原則」の両立可能性を中心に
国際人権における普遍性再考……戸田修司
――国際人権に方法論は必要か?
ノン・ルフールマン原則に関する拷問禁止委員会および自由権規約委員会の先例法理……薬師寺公夫
2 日本における国際人権法の適用
教育分野における国家と個人……荒牧重人
――国連・子どもの権利委員会による総括所見の分析を通じて
From the perspective of a ‘global jurist’: How far did the communication between importers and exporters of constitutional ideas contribute to Japanese state building and peace building?……Akiko Ejima
人権条約適合的な国内法解釈……申 惠丰
――生活保護基準引下げの違法性をめぐって
3 地域的人権保障
ヨーロッパ人権裁判所の判例にみる公正な裁判と弁護人立会権……北村泰三
――イブラヒム他対イギリス事件判決を中心に
米州人権裁判所に見るLGBTIの権利……齊藤功高
――米州人権裁判所の判決と勧告的意見を通して
4 武力紛争・被害者補償
主権免除をめぐる実体法と手続法……黒田秀治
――裁判権免除事件を中心に
韓国大法院徴用工判決に関する覚書……坂元茂樹
国際刑事裁判所における被害者賠償の展開……古谷修一
――個別的損失補填から行政目的の集団的賠償へ
続・空襲被害者と国際法……山下恭弘
――個人の損害賠償請求権の行方
第Ⅱ部 核軍縮・安全保障
核軍縮交渉義務……江藤淳一
核兵器禁止条約の非締約国に対する影響……小倉康久
――核兵器使用の禁止を中心に
伝統的国際法における在外自国民保護のための武力行使の機能……宮内靖彦
――「意思または能力の欠如」要件の含意
核兵器禁止条約(TPNW)第6条および第7条の検討……山田寿則
第Ⅲ部 国際経済・環境
国際環境法における義務と共同体利益(Community Interest)……井上秀典
グローバル・サプライ・チェーン下におけるFTA特恵原産地規則の課題……平 覚
国際経済法における社会条項(労働条項)……濱田太郎
――貿易自由化と人権保障
第Ⅳ部 国際裁判・国際機構
国際裁判におけるnon liquetの宣言禁止の許容性をめぐる論議……長谷川正国
――Lauterpacht、StoneおよびFitzmaurice論争の核心点
能力構築と国連……林 一郎
第Ⅴ部 特別寄稿
人権教育啓発推進センターにおける宮崎繁樹先生のご貢献……横田洋三
宮崎繁樹先生 略歴
宮崎繁樹先生 主要業績一覧
1 国連を中心とする国際人権保障
個人通報手続の誕生……阿部浩己
――脱植民地化のダイナミックス
国連人権理事会の特別手続の歴史的展開……今井 直
国連における「ビジネスと人権」問題をめぐる議論の展開……梅田 徹
――条約化構想と「指導原則」の両立可能性を中心に
国際人権における普遍性再考……戸田修司
――国際人権に方法論は必要か?
ノン・ルフールマン原則に関する拷問禁止委員会および自由権規約委員会の先例法理……薬師寺公夫
2 日本における国際人権法の適用
教育分野における国家と個人……荒牧重人
――国連・子どもの権利委員会による総括所見の分析を通じて
From the perspective of a ‘global jurist’: How far did the communication between importers and exporters of constitutional ideas contribute to Japanese state building and peace building?……Akiko Ejima
人権条約適合的な国内法解釈……申 惠丰
――生活保護基準引下げの違法性をめぐって
3 地域的人権保障
ヨーロッパ人権裁判所の判例にみる公正な裁判と弁護人立会権……北村泰三
――イブラヒム他対イギリス事件判決を中心に
米州人権裁判所に見るLGBTIの権利……齊藤功高
――米州人権裁判所の判決と勧告的意見を通して
4 武力紛争・被害者補償
主権免除をめぐる実体法と手続法……黒田秀治
――裁判権免除事件を中心に
韓国大法院徴用工判決に関する覚書……坂元茂樹
国際刑事裁判所における被害者賠償の展開……古谷修一
――個別的損失補填から行政目的の集団的賠償へ
続・空襲被害者と国際法……山下恭弘
――個人の損害賠償請求権の行方
第Ⅱ部 核軍縮・安全保障
核軍縮交渉義務……江藤淳一
核兵器禁止条約の非締約国に対する影響……小倉康久
――核兵器使用の禁止を中心に
伝統的国際法における在外自国民保護のための武力行使の機能……宮内靖彦
――「意思または能力の欠如」要件の含意
核兵器禁止条約(TPNW)第6条および第7条の検討……山田寿則
第Ⅲ部 国際経済・環境
国際環境法における義務と共同体利益(Community Interest)……井上秀典
グローバル・サプライ・チェーン下におけるFTA特恵原産地規則の課題……平 覚
国際経済法における社会条項(労働条項)……濱田太郎
――貿易自由化と人権保障
第Ⅳ部 国際裁判・国際機構
国際裁判におけるnon liquetの宣言禁止の許容性をめぐる論議……長谷川正国
――Lauterpacht、StoneおよびFitzmaurice論争の核心点
能力構築と国連……林 一郎
第Ⅴ部 特別寄稿
人権教育啓発推進センターにおける宮崎繁樹先生のご貢献……横田洋三
宮崎繁樹先生 略歴
宮崎繁樹先生 主要業績一覧