書籍詳細:被疑者取調べの憲法的規制

被疑者取調べの憲法的規制

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  • 紙の書籍
定価:税込 6,600円(本体価格 6,000円)
在庫あり
発刊年月
2019.09
ISBN
978-4-535-52438-5
判型
A5判
ページ数
424ページ
Cコード
C3032
ジャンル

内容紹介

米国のMiranda判決を中心とした被疑者取調べ規制を整理し、これを継受した韓国の被疑者取調べ規制を検討し、日本の被疑者取調べの憲法的規制策の提示を試みる。

目次

第1部 日本の被疑者取調べとその問題点
1 戦前における被疑者取調べ
2 日本国憲法及び現行刑訴法の制定と被疑者取調べ
3 現行法における被疑者取調べとその問題点
4 国際水準からみる日本の被疑者取調べ
5 小括―被疑者取調べを憲法に基づいて規制する必要性

第2部 アメリカにおける被疑者取調べの憲法的規制
1 Miranda判決以前の被疑者取調べ規制とMirandaへの道
2 Miranda判決
3 Miranda判決以降の被疑者取調べ規制
4 小括―Miranda判決の現代的意義

第3部 韓国における被疑者取調べの憲法的規制
1 韓国刑訴法の史的展開
2 韓国における被疑者取調べの概要
3 韓国における被疑者取調べの憲法的規制
4 被疑者取調べと「適法手続」
5 小括―韓国における被疑者取調べの憲法的規制

第4部 日米韓3ヶ国における被疑者取調べ規制の差異の背景
1 裁判所の判断の違い
2 実定法の違い
3 捜査実務の意識の違い
4 その他の視座

第5部 日本における被疑者取調べの憲法的規制
1 アメリカ及び韓国から得られる総論的示唆
2 日本における被疑者取調べの憲法的規制
3 予想される批判への反論と今後の課題