書籍詳細:ドイツ史・マルクス・第三世界

望月清司論文選 ドイツ史・マルクス・第三世界

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  • 紙の書籍
定価:税込 7,480円(本体価格 6,800円)
在庫僅少
発刊年月
2019.10
ISBN
978-4-535-55928-8
判型
A5判
ページ数
464ページ
Cコード
C3020
ジャンル

内容紹介

中世農奴制研究、マルクス歴史認識研究、第三世界論および本原的蓄積論研究の諸論文を収録。望月市民社会論の意味と意義を振返る。

目次

[ドイツ農制史]
1 グーツヘルシャフト成立前期と騎士団国家の市場構造

2 いわゆる「再版農奴制」の南西ドイツ的特質
   ーー《die zweite Leibeigenschaft》
   概念の再吟味を通じてーー

3 ワイステューマーにおける「教会民」について

4 近世西ドイツにおける市民地主制の問題
   ーーF・リュトゲの「経済ヘルシャフト」範疇をめぐってーー

5 農業改革以前の東エルベ地主制について
ーーH.-H. Müller, Märkische Landwirtschaft vor den Agrarreformen von 1807. Entwicklungstendenzen des
Ackerbaus in der zweiten Hälfte des 18. Jahrhunderts.
Potsdam 1967.ーー


[マルクス研究]
6 『ドイツ・イデオロギー』における二つの共同利害論

7 『ゴータ綱領批判』の思想的座標

8 本原的蓄積論の視野と視軸
   ーー『資本論』原蓄章を読むーー

9 宇野経済学をささえた宇野史学
   ーー大塚資本主義論との対比においてーー

10 スコットランドの女伯爵とは誰か
   ーー『資本論』原蓄章における一人物の同定ーー


[第三世界論]
11 第三世界を包みこむ世界史像
   ーー新世界史論争と再版農奴制ーー

12 生産様式接合の理論
   ーー第三世界の歴史と現代への鍵ーー

13 生産様式の接合について・再考

14 第三世界研究と本原的蓄積論
   ーーマルクス原蓄論活性化の試みーー

15 「資本の文明化作用」をめぐって
   ーーマルクスは西欧中心主義者であったかーー

16 望月清司先生に聞く
  ーー(聞き手)村上俊介