書籍詳細:憲法判例のコンテクスト

憲法判例のコンテクスト

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定価:税込 3,300円(本体価格 3,000円)
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在庫あり
発刊年月
2019.10
ISBN
978-4-535-52099-8
判型
A5判
ページ数
328ページ
Cコード
C3032
ジャンル
難易度
テキスト:中級

内容紹介

下級審との対比、あるいは時代状況を「コンテクスト」として捉え、憲法の基本判例を読み通す。法学セミナー連載待望の書籍化。

目次

●part.1 「判例」を読む

下級審の裁判例を通して「判例」を読む
謝罪と反論
知る権利

 コラム…「知る権利」に寄せて

集会と表現
「読む」人、「読まぬ」人——「一般人基準」雑考
権利と特権
「板まんだら判決」再考——終局的解決可能性要件の射程?
立法過程の脱「聖域」化——主観的憲法瑕疵への注目
「適用か、法令か」という悩み——違憲審査の対象・範囲と憲法判断の方法


●part.2 コンテクストを読む

京都府学連事件判決というパラダイム——警察による情報収集活動と法律の根拠
尊属殺重罰規定違憲判決のコンテクスト
司法消極主義と司法積極主義
愛媛玉串料事件におけるコンテクストの多層性
原発と言論——「政府言論」を考える
1952年4月28日の21条論
偽の「公共の福祉」?——経済的自由規制と政治過程

 コラム…積極目的規制

「生存権」の財政統制機能——生活最低限度保障における「財政事情」の位置
「憲法訴訟」における見すごし難いギャップ——救済なき違憲判断
徳島市公安条例事件判決を読む——「コンテクスト」としての分権改革
天皇と政治


●part.3 インタラクション

鳥籠の中の「言論」?——「公の施設」の閉鎖性/「道路」の開放性
「政府の言論」と「思想の自由市場」

対 談