書籍詳細:中国経済の制度分析

中国経済の制度分析 契約理論・ゲーム理論アプローチ

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  • 紙の書籍
定価:税込 4,730円(本体価格 4,300円)
在庫僅少
発刊年月
2020.01
ISBN
978-4-535-55960-8
判型
A5判
ページ数
208ページ
Cコード
C3033
ジャンル
難易度
テキスト:上級

内容紹介

急速な発展を遂げる中国経済。背景をなす一連の制度改革について、契約理論・ゲーム理論を分析ツールで体系的に論じた希有な一冊。[第28回森嘉兵衛賞 A 賞 受賞]

目次

1部 中央地方関係

第1章 中国の中央地方政府間財政関係への契約理論分析

2部 所有制改革

第2章 「中国国有企業の民営化問題」への
    不完備契約(資産所有〔財産権〕)アプローチ

第3章 中国浙江省における郷鎮企業の盛衰と市場経済の発展:
    不完備契約理論・ゲーム理論による考察

第4章 MBOを通じた郷鎮企業の民営化:制度の契約理論的分析 

3部 国際経済:貿易 vs 直接投資

第5章 国際寡占におけるダンピング行動とアンチ・ダンピング法:
    無限期間・動的寡占モデルの考察と米中貿易摩擦への含意

第6章 「垂直統合型多国籍企業の出現(外資による国内資産の合併買収)」
    への不完備契約(資産所有〔財産権〕)アプローチ 

4部 産業組織:ゲーム理論を使った事例研究

第7章 ダブルモラルハザード、最適なインセンティブスキーム、
    そして関係的契約:「日中映画共同製作」への契約理論分析 

書評掲載案内

■『法政』2020年2月号 表3にて掲載

■『中国経済経営研究』第4巻第2号(通巻8号、2020年12月)
P43-46にて掲載
評者:渡邉真理子(学習院大学)