書籍詳細:現代イギリスの司法と行政的正義

現代イギリスの司法と行政的正義 普遍性と独自性の交錯

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  • 紙の書籍
定価:税込 7,700円(本体価格 7,000円)
在庫あり
発刊年月
2020.02
ISBN
978-4-535-52450-7
判型
A5判
ページ数
352ページ
Cコード
C3032
ジャンル

内容紹介

現代イギリスの司法や行政的正義について、日本の行政法の行政救済制度を中核とした概念を念頭にその普遍性と独自性を分析検討する。

目次

はしがき

第1部 基本理念と基本政策の動向
 
第1章 司法部の独立性とアカウンタビリティ  
       ………グレアム・ジー/上田健介(訳)

 第2章 行政的正義の諸問題  
       ………ロバート・トーマス/深澤龍一郎(訳)

 第3章 ミラー判決とBrexit-EU基本権憲章の今後と人権保障の課題  
       ………佐藤潤一

第2部 行政的正義の理論と制度

 第4章 司法審査の方式と審査密度 二元論対一元論と敬譲をめぐる論争
       ………榊原秀訓

 第5章 行政的正義と瑕疵概念構造の相互関係
       ………長内祐樹

 第6章 審判所改革における第一層審判所の審理手続の特色
       ………伊藤治彦

 第7章 議会オンブズマンの調査手法 略式の解決手法について
       ………田中孝和

第3部 個別の行政領域

 第8章 Brexitと法形成・実効性確保 環境法の視点から
       ………洞澤秀雄

 第9章 環境分野における法執行改革 野生生物保護を中心に
       ………庄村勇人

 第10章 都市計画における開発利益の取り扱いと損失補償について
       ………和泉田保一

 第11章 警察分野における行政的正義 苦情処理制度を中心に
       ………萩原聡央

 第12章 医療個人情報の保護と研究目的に係る利活用
       ………友岡史仁