書籍詳細:戦後憲法学の70年を語る

戦後憲法学の70年を語る 高橋和之・高見勝利憲法学との対話

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  • 紙の書籍
定価:税込 4,950円(本体価格 4,500円)
在庫あり
発刊年月
2020.07
ISBN
978-4-535-52453-8
判型
A5判
ページ数
324ページ
Cコード
C3032
ジャンル

内容紹介

学界をリードする4名の研究者が集い、高橋・高見両教授にその学問のあゆみと神髄を聞く、稀代のクロスジェネレーション企画。

目次

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●第1部 
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[解 題]「戦後憲法」が若かった頃……林 知更
1 タイムマシンに乗って
2 憲法学の変容
3 「戦中の憲法学」か「平時の憲法学」か

憲法総論その1ーー理論と方法
第1 研究の出発点、憲法学の方法論
第2 主権論と国家法人説
第3 国民主権からデモクラシーへ

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●第2部 
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[解 題]共通基盤に支えられた論争……小島慎司
1 国民内閣制論
2 権力分立

統治機構
第1 55年体制をどう考えるか(1)
第2 統治構造の分析視角ーー議院内閣制(2)
第3 権力分立論と国家の諸作用

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●第3部 
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[解 題]「法学としての憲法学」の多様性……宍戸常寿
1 オールラウンドプレーヤーとしての高橋和之
2 良き批判者としての高見勝利
3 司法権の概念
4 憲法訴訟論と審査基準論
5 私人間効力論

司法権・人権
第1 司法権の概念
第2 憲法訴訟論と審査基準論
第3 私人間効力論

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●第4部 
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[解 題]理念と現実の間……西村裕一
1 はじめに
2 戦時期宮沢憲法学について
3 政治改革と国民内閣制論
4 日本憲法学の課題

憲法総論その2 歴史と学説
第1 日本憲法学説史
第2 憲法と政治
第3 日本社会と憲法学




書評掲載案内

■毎日新聞 2020年12月12日、15面(今週の本棚)にて掲載
「2020この3冊」 評者:加藤陽子(東大教授・日本近代史)