書籍詳細:地域を考える大学

地域を考える大学 現場からの視点

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  • 都留文科大学社会学科
  • 編著
  • 紙の書籍
定価:税込 3,300円(本体価格 3,000円)
在庫なし
発刊年月
1998.03
旧ISBN
4-535-58235-1
ISBN
978-4-535-58235-4
判型
A5判
ページ数
292ページ
Cコード
C3036
ジャンル

内容紹介

都留文科大学は富士山の近く山梨県にある市立大学で、地域に根ざした大学をめざしてきた。本書は、社会学科の全スタッフが地域とかかわった「実践記録」である。これまでの大学と地域のありかたを問いなおす試み。

目次

第1部 地域と研究・教育の接点
 第1章 地域社会が私たちのゼミ室だった
 ――環境社会学ゼミの10年
 第2章 身近な自然に驚きを発見する地域の生態学
 ――ムリネモと出会った都留の森で私と生徒が考えたこと
第2部 地域づくりへの視角
 第3章 大阪における女性労働者の性差別撤退運動と地域ネットワーク
 第4章 環境問題に取り組むためのルールづくり
 ――「東京ルール」を例として
 第5章 われわれの住まいをどうつくるか
 ――住むことの主体形成に向けて
 第6章 ボランタリーな市民活動と新しい地域づくりの可能性
 ――「NPOと内発的発展」序説
第3部 地域を哲学する
 第7章 「人間」への問いと地域文化の創造
 ――ギリシア思想の継承を考える
 第8章 シティズンシップ(市民であること)とローカリティー
 第9章 現代社会の変動と法理論の現在
 ――生存権・社会権法理の再構成 憲法学からのアプローチ
第4部 大学のある小さなまち
 第10章 町場の近代史
 ――明治後期の山梨県南都留郡谷村町を中心に
 第11章 周辺都市と内発的発展
 ――戦後の都留市を例にとって
 第12章 人口3万の市にある大学の意味
 ――都留市と都留文科大学との財政的関係
●コラム