書籍詳細:東映動画史論

東映動画史論 経営と創造の底流

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  • 紙の書籍
定価:税込 3,520円(本体価格 3,200円)
在庫僅少
発刊年月
2020.09
ISBN
978-4-535-55963-9
判型
A5判
ページ数
368ページ
Cコード
C3034
ジャンル

内容紹介

親会社をもしのぐ一大IP企業となった東映アニメーション。気鋭の研究者が発掘史料を駆使し、労使と創造を巡る苦闘の歩みに迫る。

目次

序 章

  問題設定
  先行研究
  方法論と史料
  語句の用法
  本書の構成


第一章 発足と模索

  東映動画発足の背景
  初期作品における模索
  労働組合の成立


第二章 増産と蓄積

  劇場用作品
  テレビシリーズ制作とその影響
  労使関係


第三章 開花と破綻

  長編制作規模の縮小
  テレビシリーズの拡大と制作体制の合理化
  輸出と合作の実態
  経営危機と人員削減


第四章 改革と復興

  経営の再建
  市場と経営規模の拡大
  新人採用の再開へ


補 章 東映アニメーションへ

  九〇年代以降の作品群
  雇用と教育
  フィリピン発注の開始と定着
  デジタル技術の開発と導入
  株式上場
  小括


終 章

  理論との架橋
  普遍性と特殊性
  今後の課題


書評掲載案内

■『キネマ旬報』2021年1月上・下旬合併号 P166にて掲載
評者:津堅信之(アニメーション研究)

■『朝日新聞』2020年12月5日22面
評者:生井英考(立教大学アメリカ研究所所員)
「トリビアも実証も文化の深みへ」

■「日刊サイゾー」2020年12月8日 14:00
「アニメーター薄給問題の根源がわかる? 高畑勲、宮崎駿も闘った「東映動画」労使対立の真相と正史」(文=飯田一史氏)
https://www.cyzo.com/2020/12/post_261200_entry.html