書籍詳細:異論排除に向かう社会

異論排除に向かう社会 トランプ時代の負の遺産

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  • 紙の書籍
定価:税込 2,640円(本体価格 2,400円)
在庫あり
発刊年月
2020.09
ISBN
978-4-535-52508-5
判型
四六判
ページ数
280ページ
Cコード
C3031
ジャンル

内容紹介

トランプ大統領の報道、言論の自由に対する攻撃、排除の本質と問題を米国憲法修正1条との関係で批判的に解明。これは決してアメリカだけの問題ではない。

目次

序 章
トランプ時代
自由なプレスと言論に対する挑戦
話し手および対象としての大統領
各章の要約

第1章 自由で独立したプレス
トランプ大統領とプレスへの「戦争」
自由で独立したプレスの憲法的基盤
修正一条の「プレス」の権利
プレスの自由への法的な支援と法的でない支援
必要だが不完全なプレス
修正一条の「中心的意味」
プレスの維持

第2章 煽動
トランプ時代における煽動、政府転覆、不忠
建国初期における煽動的名誉毀損
戦争と国際紛争の時代における煽動と不忠
不忠と異論
修正一条と煽動
煽動、異論、民主主義の試み

第3章 反正統性原理
国旗、忠誠、信仰
憲法の「恒星」
正統性の棺
正統性と異論

第4章 パブリック・フォーラム
トランプ時代における公的な抗議と異論
異論の民主化
「パブリック・フォーラム」
「パブリック・フォーラム」を管理する
パブリック・フォーラムの維持

第5章 「ヘイトスピーチ」への対処
トランプ時代におけるヘイトスピーチ
「ヘイトスピーチ」入門
「ヘイトスピーチ」と危害
なぜ「ヘイトスピーチ」を保護するのか
政府によるヘイトスピーチのもつ特別な問題

第6章 異論
異論とトランプ時代
異論と民主主義
異論の社会的な利益
異論の過剰な管理
真実と異論
異論の文化を創出・維持すること

訳者あとがき