書籍詳細:物理村の風景

エッセイ集 物理村の風景 人・物理・巨人・追想をちりばめた宝石箱

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定価:税込 2,970円(本体価格 2,700円)
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在庫あり
発刊年月
2020.11
ISBN
978-4-535-78924-1
判型
四六判
ページ数
352ページ
Cコード
C3042
ジャンル

内容紹介

坂田昌一に師事し、朝永振一郎に傾倒した物理学者のエッセイ選。湯川秀樹、ボーアのみならずさまざまな人との邂逅を洒脱なタッチで描き出す。

目次

第1部 人・ひと・ひとあい 

中谷先生の講演
文人墨客の交わりーー秀樹と宇吉郎
湯川先生の色紙
我ガホソ道ノ記
ヴォスの「駅長さん」
コペンハーゲンのクリスマス
ホントにホントの話
片仮名外来語雑感
Setsuji-ichimotsu soku fuchu
「かたち」と「なかみ」
ちかごろ思うこと
主題と変奏
戯論 ”柿くへば鐘が鳴るなり法隆寺”考
緑の丘の風景ーー昔と今
パウゼの楽しみ
ハイゼンベルクと音楽
虚構と真実と
私の「二都物語」ーー金沢とコペンハーゲン 


第2部 物理村の風景

物理法則の不思議
アイネクライネ ナハトフィジークーー冗談物理学入門
少年物理学
先生に叱られたことなど
その頃のこと
三先生コペンハーゲンに現る--私の日記から
伏見先生の「ロンドンの一ヵ月」
理と文--あくまでも論理的に
創り出された自然像
朝永諧謔性とその周辺
ワーグナーとアインシュタイン
英雄の生涯


第3部 巨人の肖像

ニールス ボーアーーその志向と思想
一九六二年のバートランド ラッセル


第4部 追想の人びと 

金沢・ジュネーヴ・東京ーー大河千弘君との日々
「からたちの集い」をめぐってーー黒川正則君とのこと
研究室でのサラム教授
藤堂とその妹
最期の日々 

結びのことば

書評掲載案内

■『朝日新聞』2021年1月16日、18面にて掲載
評者:須藤 靖(東京大学教授・宇宙物理学)
■『信濃毎日新聞』2021年1月30日、13面にて掲載
■『福井新聞』2021年4月4日、19面にて掲載