書籍詳細:エネルギー転換の国際政治経済学

エネルギー転換の国際政治経済学

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発刊年月
2021.01
ISBN
978-4-535-55964-6
判型
A5判
ページ数
224ページ
Cコード
C3033
ジャンル

内容紹介

化石燃料に大きく依存したエネルギーの需給構造から再生可能エネルギーと省エネを中心とした需給構造へと日本は転換できるか?

目次

序 章 エネルギー転換から考える国際政治経済関係

第1章 化石燃料と再生可能エネルギー
 第1節 エネルギーという財
 第2節 化石燃料の長所と短所
 第3節 再生可能エネルギーの可能性
 第4節 省エネルギーとエネルギー効率の向上

第2章 国際政治経済学とエネルギー安全保障
 第1節 国際政治経済学の射程
 第2節 経済安全保障の概念
 第3節 エネルギー安全保障の概念
 第4節 エネルギーの国際貿易の現状

第3章 化石燃料時代の国際政治経済関係
 第1節 産業革命と化石燃料時代の幕開け
 第2節 日本の対米開戦と石油禁輸措置
 第3節 石油メジャーによるる国際石油市場の支配
 第4節 資源ナショナリズムと石油危機
 第5節 石油の国際市場の形成と中国の資源外交
 第6節 米国のシェール革命
 第7節 欧州連合のエネルギー安全保障とロシア

第4章 気候変動問題とエネルギー転換
 第1節 気候変動問題から気候危機へ
 第2節 二酸化炭素排出の状況
 第3節 気候変動枠組条約とパリ協定
 第4節 エネルギー転換とは何か
 第5節 原子力の位置付け

第5章 エネルギー転換の最前線
 第1節 再生可能エネルギーの大量導入とコスト低減
 第2節 ドイツのセクターカップリング
 第3節 脱石炭火力政策の国際的波及
 第4節 グローバル企業と非政府組織が主導するエネルギー転換
 第5節 米国、中国、サウジアラビアのエネルギー転換
 
第6章 エネルギー転換時代の国際政治経済関係の展望
 第1節 2050年のエネルギー需給
 第2節 エネルギー転換のエネルギー安全保障論
 第3節 エネルギーを貿易しない国際経済
 第4節 拡大する電力貿易
 第5節 エネルギーを争奪しない国際政治
 第6節 エネルギー転換の不確実性と課題

第7章 日本から見たエネルギー転換
 第1節 戦後日本のエネルギー情勢と化石燃料の海外依存
 第2節 東京電力福島第一原発事故と脱原発の論争
 第3節 エネルギー転換しない日本
 第4節 東アジアの国際関係とエネルギー転換

終 章 エネルギー転換時代の世界の行方、日本の行方


書評掲載案内

■2024年3月9日付 『日本経済新聞』33面にて掲載。
「今を読み解く」 脱炭素×原子力という難題(橘川武郎・国際大学学長)