書籍詳細:原発再稼働と公法

原発再稼働と公法

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発刊年月
2021.02
ISBN
978-4-535-52533-7
判型
A5判
ページ数
282ページ
Cコード
C3032
ジャンル

内容紹介

原発の再稼働に際し、原子力法制はいかにあるべきか。憲法・行政法・環境法の視点から新たな法システムの提言をする。

目次

第1部 総 論

第1章 原子力法制度に求められる機能とは何か……山下竜一

第2章 脱原発と財産権……小山 剛


第2部 制度論

第3章 原子力規制委員会に関する一考察
     ーー行政法学におけるアカウンタビリティ試論……深澤龍一郎

第4章 規制基準とリスクの社会的受容性……黒川哲志

第5章 新規制基準における原子力安全の論理
     ーー継続的更新性・科学的客観性・民主的正統性・
     公益適合性確保の視点からの検討……岸本太樹

第6章 伝統的許可制度の現代的変容
     ーー原子炉設置許可とバックフィット命令を素材にして
     ……米田雅宏

第7章 原子炉等規制法における新たな規制制度に関するノート
     ……川合敏樹

第8章 自治体の関与の正統性と法的根拠
     ーー安全規制への周辺自治体の関与を中心に……中嶋直木

第9章 わが国における原子力災害対策の過去と現在……小澤久仁男

第10章 原発再稼働とバックエンド問題……亘理 格


第3部 訴訟論

第11章 福島第一原発事故国家賠償請求訴訟の現状と展望……児玉 弘

第12章 原発訴訟における地方自治権の裁判的保護
     ーードイツ原発訴訟から観た大間原発訴訟の原告適格論
     ……白藤博行