書籍詳細:関係を育てる心理臨床
関係を育てる心理臨床 どのようにこころをかよわせあうのか 専門家への手びき
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定価:税込 2,420円(本体価格 2,200円)
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内容紹介
心理臨床の現場に出て40年。みずからを育ててくれた3つのケースを丹念に描き出し、心理臨床の真髄を示した渾身の書き下ろし。
目次
刊行に寄せて……神田橋條治
はじめに
待合室からはじまる「はじめまして」
子どもはからだの感覚でキャッチする
からだを介した共感
「生きた発達」に出会う
こころを動かし、自分の気持ちをつかうこと
心理臨床家の仕事
なぜ私は専門用語をつかわないようにしているのか
第1章 発達相談という心理臨床
発達相談って?!
発達相談の様相
1 子どもの側の視点から
赤い輪の魔法
三人で一緒の空間を
からだの張りと精神発達との関係
発達課題で母子をつなぐ
読みとってくれる他者がいることで
より細やかにモノと関われるように
母子の間にかけるかけ橋
2 お母さんの側の視点から
穏やかさという不思議な出会い
インタビューから見えてきた世界
わが子をひきうけるための知恵として
ーー強い響きをもつふたつのことば
気持ちのかたまりが溶けてゆくように
過剰にいれこむ時期もきて
自分に期待したりがっかりしたりをくり返し……
3 ミカちゃんとお母さんのケースから
はじめて会った時のお母さん
はじめて会ったときのミカちゃん
二回目以降一歳まで
一歳をすぎて二歳まで
お母さんが子育ての協力者をふやしていく
二歳をすぎてーーミカちゃん、ふたたび落ち着く
三歳以降
お母さんとまわりの関係がやわらかくなる
四歳以降学齢期まで
あらためてケースから感じ、考えたこと
第2章 ひとりぼっちの世界から関係性の世界への旅
ーー抱える関係に支えられて
なぜこのケースを書くのか
1 ヒロさんが病院にきて、ここで相談をすることにきめるまで
初回の関わり
2 最初の一年目が終わる頃までの面接
〝あれ〟と〝これ〟がごっちゃになる
話したいことを話せるようにメモをとる
なじりあいのけんか面接とそこから得た気づき
これまで自分を支えてきたもの
3 二年目(翌年の一月~一二月) の面接のなかから
前の治療者のメッセージの翻訳を
一度つながった関係は続いてゆく
自分の不安に気づいてゆく
押し込めてきた自分の気持ちが蘇ってくる
おっさんと大おっさんの関係をたとえとして
どう生きてゆくかの迷い
4 三年目の面接のなかから
バラバラだったものがつながってゆく
雰囲気の世界が彼女を支える
肝心なところは〝横並び〟の関係で
手紙をめぐって
5 四年目の面接のなかから
ひとのせいにする
余裕がでてきて素直になって
先生抱きついてもいいですか
一生懸命考えて
セラピーがふつうの雰囲気になってきた
6 五年目の面接のなかから
留学の話と関係を育てること
思わずでた捨てゼリフ
危機を何とかのりこえて
自分の足で歩いている感覚
頼れる人や助けてくれる人がふえてきて
仕事という現実的な問題をめぐって
次の危機とたちなおり
なまなましく言う、は彼女の工夫
キャッチボールがうまくなる
7 留学中と戻ってから
あらためてケースから感じ、考えたこと
第3章 私の話を聞いてください
ーー重度に近い中度知的障碍のある女性が
自分につながってゆく旅
なぜこのケースを書くのか
1 カナさんとの出会い
相談がはじまるまでの経過
2 相談の経過をたどりながら
第一期(半年がすぎる頃まで)
第二期(二年半がすぎる頃まで)
第三期(四年半がすぎる頃まで)
第四期(五年半がすぎる頃まで)
第五期(七年目がすぎる頃まで)
第六期(九年目になる頃まで)
第七期(一0年目がすぎる頃まで)
その後の経過
3 あらためてケースから感じ、考えたこと
見えにくい知的障碍の人たちのこころの世界
ことばにいのちを吹き込ませるこころの通いあい
たっぷりとした時間とこころの育ち
Aさんとは何だったのか?
わかろうとするこころが相手とつながる
文 献
おわりに
はじめに
待合室からはじまる「はじめまして」
子どもはからだの感覚でキャッチする
からだを介した共感
「生きた発達」に出会う
こころを動かし、自分の気持ちをつかうこと
心理臨床家の仕事
なぜ私は専門用語をつかわないようにしているのか
第1章 発達相談という心理臨床
発達相談って?!
発達相談の様相
1 子どもの側の視点から
赤い輪の魔法
三人で一緒の空間を
からだの張りと精神発達との関係
発達課題で母子をつなぐ
読みとってくれる他者がいることで
より細やかにモノと関われるように
母子の間にかけるかけ橋
2 お母さんの側の視点から
穏やかさという不思議な出会い
インタビューから見えてきた世界
わが子をひきうけるための知恵として
ーー強い響きをもつふたつのことば
気持ちのかたまりが溶けてゆくように
過剰にいれこむ時期もきて
自分に期待したりがっかりしたりをくり返し……
3 ミカちゃんとお母さんのケースから
はじめて会った時のお母さん
はじめて会ったときのミカちゃん
二回目以降一歳まで
一歳をすぎて二歳まで
お母さんが子育ての協力者をふやしていく
二歳をすぎてーーミカちゃん、ふたたび落ち着く
三歳以降
お母さんとまわりの関係がやわらかくなる
四歳以降学齢期まで
あらためてケースから感じ、考えたこと
第2章 ひとりぼっちの世界から関係性の世界への旅
ーー抱える関係に支えられて
なぜこのケースを書くのか
1 ヒロさんが病院にきて、ここで相談をすることにきめるまで
初回の関わり
2 最初の一年目が終わる頃までの面接
〝あれ〟と〝これ〟がごっちゃになる
話したいことを話せるようにメモをとる
なじりあいのけんか面接とそこから得た気づき
これまで自分を支えてきたもの
3 二年目(翌年の一月~一二月) の面接のなかから
前の治療者のメッセージの翻訳を
一度つながった関係は続いてゆく
自分の不安に気づいてゆく
押し込めてきた自分の気持ちが蘇ってくる
おっさんと大おっさんの関係をたとえとして
どう生きてゆくかの迷い
4 三年目の面接のなかから
バラバラだったものがつながってゆく
雰囲気の世界が彼女を支える
肝心なところは〝横並び〟の関係で
手紙をめぐって
5 四年目の面接のなかから
ひとのせいにする
余裕がでてきて素直になって
先生抱きついてもいいですか
一生懸命考えて
セラピーがふつうの雰囲気になってきた
6 五年目の面接のなかから
留学の話と関係を育てること
思わずでた捨てゼリフ
危機を何とかのりこえて
自分の足で歩いている感覚
頼れる人や助けてくれる人がふえてきて
仕事という現実的な問題をめぐって
次の危機とたちなおり
なまなましく言う、は彼女の工夫
キャッチボールがうまくなる
7 留学中と戻ってから
あらためてケースから感じ、考えたこと
第3章 私の話を聞いてください
ーー重度に近い中度知的障碍のある女性が
自分につながってゆく旅
なぜこのケースを書くのか
1 カナさんとの出会い
相談がはじまるまでの経過
2 相談の経過をたどりながら
第一期(半年がすぎる頃まで)
第二期(二年半がすぎる頃まで)
第三期(四年半がすぎる頃まで)
第四期(五年半がすぎる頃まで)
第五期(七年目がすぎる頃まで)
第六期(九年目になる頃まで)
第七期(一0年目がすぎる頃まで)
その後の経過
3 あらためてケースから感じ、考えたこと
見えにくい知的障碍の人たちのこころの世界
ことばにいのちを吹き込ませるこころの通いあい
たっぷりとした時間とこころの育ち
Aさんとは何だったのか?
わかろうとするこころが相手とつながる
文 献
おわりに