書籍詳細:政策形成訴訟における理論と実務

政策形成訴訟における理論と実務 福島原発事故賠償訴訟・アスベスト訴訟を中心に

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発刊年月
2021.04
ISBN
978-4-535-52552-8
判型
A5判
ページ数
520ページ
Cコード
C3032
ジャンル

内容紹介

公害訴訟において訴訟の政策形成機能が語られることが多い。福島原発賠償・アスベスト訴訟の2021年2月までの諸判決から検討する。

目次

第1章 「政策形成訴訟」における理論と実務の協働

1 「政策形成訴訟」の意義と限界
     ――公害・環境訴訟を例として

2 公害・環境法理論の生成・発展と弁護士の役割

3 公害・環境法理論の発展に果たした学者(研究者)の役割

4 わが国における共同不法行為論の転回と四日市公害訴訟
     ――理論と実務の協働の視点から

補論 宮本憲一『戦後日本公害史論』を読む
     ――公害法理論史の視点から


第2章 福島原発事故賠償訴訟

1 序論

2 福島原発事故賠償における「損害論」

3 3つの高裁判決の検討

4 今後の課題


第3章 アスベスト被害の救済

1 アスベスト被害における国の責任

2 建設アスベスト訴訟と共同不法行為論


第4章 損害賠償訴訟における疫学の意義
      ――水俣病訴訟を例に


第5章 差止め

1 差止めの法的根拠

2 基地爆音差止訴訟