書籍詳細:高齢者うつを治す

高齢者うつを治す 「身体性」の病に薬は不可欠

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定価:税込 1,760円(本体価格 1,600円)
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発刊年月
2021.06
ISBN
978-4-535-98506-3
判型
四六判
ページ数
208ページ
Cコード
C3047
ジャンル

内容紹介

高齢者の病気は治りにくいなどの誤解を正し、言いようのない心身のつらさをもたらす身体性のうつへの治療論を提案する、希望の書!

目次

序 章 高齢者のうつに多い誤解

第1章 高齢者のうつは「身体性うつ」

うつには「三つのうつ」がある
1.身体疾患で生じるうつ状態
2.薬でなければ治らない「身体性うつ」
  身体性うつの治療法
  身体性うつの三つの型
3.現実の悩みが生む心理性うつ
  心理性うつの治療法

第2章 家族や周囲の人ができること
      ――うつの人への接し方、医師へのかかり方

  高齢者うつの人への接し方
  精神科のよいかかり方

第3章 高齢者うつと認知症

  うつによる物忘れ――にせ認知症
  認知症のうつは周囲のかかわり方で治る
  高齢者うつは認知症に移行するか

第4章 うつをめぐる精神科診療の混乱

  うつの二分論――内因性と神経症性
  二分論から単一論へ――世界の潮流
  単一論の波が日本にも――うつ急増を招く
  「本来のうつ」を見失う――うつ激増の弊害

第5章 高齢者うつの具体的な治療法(1)薬物療法

  六割の人に効果のある抗うつ薬
  残り四割の人に対する薬
  追加して効果増強を図る薬
  「焦燥型」の強い症状に対する薬

第6章 高齢者うつの具体的な治療法(2)通電療法

  通電療法とは
  通電療法の手順
  通電療法の副作用
  通電用量設定の重要性
  改善を維持するために


  参考文献
  おわりに

書評掲載案内

■『毎日新聞』2021年7月7日(水)13面にて掲載

■『Yahooニュース』2021年8月24日(火)6:30に掲載
うつが「ニセ認知症」を起こす――2つの事例でみる認知機能テストの“落とし穴”

参考リンク

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