書籍詳細:法学者・法律家たちの八月十五日

法学者・法律家たちの八月十五日

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  • 日本評論社法律編集部
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在庫あり
発刊年月
2021.07
ISBN
978-4-535-52558-0
判型
四六判
ページ数
288ページ
Cコード
C3032
ジャンル

内容紹介

日本が終戦を迎えたあの日。法学者・法律家たちは何を思ったのか。戦時下の学者と学問の有り様を記録したエッセイ集。

目次

はしがき

私の八月十五日 第一集

三〇年目の八月一五日――戦争体験と法律家……長谷川正安
三十年前の八月十五日と私……小野清一郎
敗戦を喜ぶ……横田喜三郎
裁判官として……熊谷 弘
一弁護士が遭遇した民族の大時刻……小林俊三
下呂の陸軍病院にて……沼田稲次郎
ウェーバーとの出会い……世良晃志郎
敗戦の日の前後……兒島武雄
みどり児を抱えて……浦辺 衛
見届けた悪魔の正体……正木ひろし
京城の八月十五日……鵜飼信成
重圧感からの解放……田畑茂二郎
赤軍に投降して……磯野誠一
欧露の収容所にて……福島正夫
見込みのない愚かな戦争……河村又介


私の八月十五日 第二集

二〇年後への待望……植松 正
“自由のもたらす恵沢”……宮沢俊義
安堵と不安の長い一日……峯村光郎
神州から人間の国へ……浅井清信
まさしく再生の出発点……鈴木安蔵
敗戦直後の司法修習……村松俊夫
崩壊した大学の再建……田畑 忍
生涯の重要な分岐点……安井 郁
待望と焦燥の三週間……岡倉古志郎
八月十五日のあと……杉村章三郎
終戦詔書を評して……中村 哲
科学する心をなくしていた頃……加藤新平
八月十五日の日記から……林 修三
私の八月十五日……舟橋諄一
私にとって敗戦は虚脱からの解放であったが、
 独立回復後の日本の法学界はふたたび私を虚脱状態に陥れた
  ……沼 正也


解 説

「統制」と「調査」
 ――内地の司法官・「外地」の法学者にとっての「八月十五日」
  ……出口雄一
台北・京城・天皇制……西村裕一
憲法学史の「語られ方」と法学方法論……坂井大輔
「世界政府論」と「中立論」のあいだ
 ――戦後国際法学のなかの日本政治外交史……前田亮介

書評掲載案内

■『東京新聞』2021年8月14日(土)10面にて掲載

参考リンク

YouTube

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