書籍詳細:裁判員時代の刑事証拠法

裁判員時代の刑事証拠法

の画像の画像
  • 紙の書籍
定価:税込 7,040円(本体価格 6,400円)
在庫あり
発刊年月
2021.07
ISBN
978-4-535-52397-5
判型
A5判
ページ数
378ページ
Cコード
C3032
ジャンル

内容紹介

裁判員法施行から10年以上が経過したことを踏まえ、裁判員裁判における刑事証拠法のあり方を包括的に分析する。

目次

裁判員時代の刑事証拠法……後藤 昭

情況証拠による事実認定(その2)……岡 慎一

犯人の言動に関する経験則について
――情況証拠による刑事事実認定論(7)……豊崎七絵

米国陪審裁判における非経済的損害の算定……葦名ゆき

医学的証拠の法廷への顕出のあり方について……笹倉香奈

裁判員裁判と予断防止
――自白の任意性判断時期と裁判体区分論を中心に
  ……安部祥太

主張整理における「法的有意性」概念の機能と限界……角田雄彦

証拠の同一性立証の現状と課題
――証拠の保管過程を中心に……贄田健二郎

純粋補助事実と関連性
――刑事公判廷における性格証拠による証言の弾劾……緑 大輔

防犯カメラ映像を用いた異同識別鑑定……古橋 将

死刑事件における減軽証拠の証拠としての関連性……本庄 武

ドイツにおける被疑者取調べの録音・録画と記録媒体の証拠能力
――ドイツ刑事証拠法をめぐる現状の一側面……斎藤 司

裁判員裁判における伝聞証言と関連性……山本 衛

証人審問権の保障と、国外にいる証人の公判外供述の証拠能力
  ……和田 恵

弾劾証拠と刑訴法328条……水谷規男

司法面接の記録の証拠利用……川出敏裕

受忍義務否定論から見る台湾自白法則の光と影
――憲法論か政策論かの攻防……林 裕順

中国における反復自白排除法則……肖 萍

余罪取調べの違法とその後になされた自白の証拠能力
――今市事件の検討……三島 聡

任意処分の違法と違法収集証拠排除法則……葛野尋之

違法収集証拠排除法則における「重大な違法」……中川孝博