書籍詳細:法の科学 第52号

シリーズ:法の科学

法の科学 第52号 改憲・国家改造と民主主義

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  • 民主主義科学者協会法律部会
  • 紙の書籍
定価:税込 2,860円(本体価格 2,600円)
在庫あり
発刊年月
2021.09
ISBN
978-4-535-05052-5
判型
A5判
ページ数
208ページ
Cコード
C3332
ジャンル

内容紹介

標記シンポジウムの他、新型コロナウイルスと公権力の対応、最高裁をめぐる法と政治など、バラエティに富む充実した論稿を掲載。

目次

■巻頭言 
学問の自由が消え、「任命権」がはびこる、それでよいのか?
  ……前田達男 

■シンポジウム=改憲・国家改造と民主主義

趣旨説明……榊原秀訓 
「平成」日本の安全保障法政策:「二つの法体系」の収斂……山形英郎 
新型コロナ危機時代の憲法論……河上暁弘 
政治主導の政策形成と国会――政治主導にどう向き合うか……只野雅人 
21世紀初頭の司法改革による裁判官、検察官制度への影響……飯 考行 
行政デジタル化、デジタル・ニューディールと地方自治、地方自治体
  ……大田直史 


■特別企画=日本学術会議会員任命拒否問題について

日本学術会議会員任命に関する理事会声明について……本多滝夫 
学術会議人事を通じて監督権を行使する内閣総理大臣について……市橋克哉 


■コロキウム=新型コロナウイルスと公権力の対応

新型コロナウイルス感染症への安倍政権・自治体の対応を検証する
 ――地域経済学の視点から……岡田知弘 
主要国の新型コロナウィスル対応法制とその運用……稲 正樹 
新型コロナウイルス感染症と地方公共団体……市橋克哉 


■ミニ・シンポジウム=最高裁をめぐる法と政治(第2回)

最近の最高裁の憲法判断について……木下智史 
最高裁判所における行政法解釈論の検討と判例の動向……本多滝夫 
刑事法分野「最高裁の事実認定判断をめぐって」……秋田真志 


■研究ノート
COVID-19と財政危機……大島和夫 

大学教養教育における憲法教育の目的・内容・方法に関する議論へ向けて
――日本学術会議会員任命拒否問題に関する授業を素材として
  ……渡邊 弘 

■追悼文
森さんと名大公法研究会のことなど……松井芳郎 


■書評
小林 武『沖縄憲法史考』……渡名喜庸安 

小松 浩『議会制民主主義の現在――日本・イギリス』……奥野恒久 

大島和夫『日本の法学とマルクス主義
      ――21世紀の社会編成理論の構築をめざして』……中村浩爾 


■資料 
民科法律部会 学会活動の記録 (2020年4月〜2021年3月)

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