書籍詳細:台湾に生を享けて

台湾に生を享けて

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  • 楊 基銓
  • 紙の書籍
定価:税込 4,400円(本体価格 4,000円)
在庫なし
発刊年月
1999.03
旧ISBN
4-535-58251-3
ISBN
978-4-535-58251-4
判型
菊判
ページ数
536ページ
Cコード
C3033
ジャンル

内容紹介

戦前は大日本帝国高級官僚として台湾総督府に奉職、戦後は中華民国の官僚として通産次官、さらに旧日本勧業銀行施設を引き継いだ土地銀行の会長を歴任した著者の自伝。クリスチャンとしてのバックボーンに支えられた処世は見事である。

目次

第1章 生い立ち
 1 故郷
 2 家系
 3 幼年時代のわが家
 4 少年時代
第2章 学を求めて郷関を出る
 1 台中一中時代
 2 台北高校時代
 3 東大時代
第3章 日本の公務員となる
 1 拓務省エリートへの道
 2 拡がる人脈
 3 思い出多い地方行政
 4 台湾農業会を発足させる
 5 終戦間近の役所勤めと結婚
第4章 台湾光復(終戦)
 1 日本の無条件降伏
 2 国民政府の台湾接収
第5章 公務に奉仕する
 1 戦後混乱期の仕事
 2 水産業の専門家になる
 3 未知の先進国へ
 4 米国の漁業援助計画と私
 5 漁業振興に専心
 6 17年前の市長との約束
 7 農業発展・農産物流通の改革と経済外交に奔走
 8 金融マンの誕生
 9 良き上司、同僚に恵まれて停年へ
 10 退いてなお休まず
第6章 人生の楽しみと喜び
 1 社会活動の日々
 2 わが家と信仰
終 章 私は台湾人だ、中国人ではない
 1 私は台湾人だ、中国人ではない
 2 私は自分の国家がますますわからなくなった
 3 台湾の運命は台湾の住民が決めるものだ
 4 台湾は台湾、中国は中国である
 5 台湾の主権独立と中華民国