書籍詳細:末弘厳太郎の法学理論

末弘厳太郎の法学理論 形成・展開・展望

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定価:税込 9,680円(本体価格 8,800円)
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発刊年月
2022.02
ISBN
978-4-535-52604-4
判型
A5判
ページ数
624ページ
Cコード
C3032
ジャンル

内容紹介

末弘厳太郎の学問遍歴を丹念に追うことで、その法社会学的思考がどこから来たのかを明らかにし、新しい末弘像を描き出す。

目次


はしがき

第1章 末弘厳太郎の略譜と末弘法学の特徴

第2章 若き末弘厳太郎の法学・民法学─留学前の末弘法学

第3章 末弘民法学の<転換>と社会学的民法学(「実用法学」)、
    そして法社会学への方向設定 ――留学から帰国後の末弘法学

第4章 末弘厳太郎の「入会権」論に基づく一つの考察

第5章 末弘『嘘の効用』は何を語ったか

第6章 末弘における『農村法律問題』と『労働法研究』

第7章 末弘「法社会学」とエールリッヒ「法社会学」との関係

第8章 末弘法学の展望
     ――川島武宜の法学理論との関係を素材にした一つの試論
     (立法学及び法解釈学方法論の基礎的考察)


〔補論〕‌
穂積陳重と大正デモクラシー期の民法学
  ――末弘厳太郎の前段階と彼の伴走者たち

第1章 本補論の基本的視点――民法学の「歴史性」・
    「学説史」に関する諸問題

第2章 穂積陳重「法典調査会」・「法律進化論」・「社会力論」・
    「陳重の「二つの顔」論」を基軸として
     ――末弘法学の前段階・一つの指標

第3章 大正デモクラシー期の民法学――末弘厳太郎とともに歩んだ人たち

第4章 結語


あとがき
初出一覧
人名索引
事項索引