書籍詳細:縮小社会における法的空間

縮小社会における法的空間 ケアと包摂

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発刊年月
2022.02
ISBN
978-4-535-52616-7
判型
A5判
ページ数
336ページ
Cコード
C3032
ジャンル

内容紹介

法学、経済学、歴史学、心理学、都市計画学といった専門家が集い、都市と空間の変容を踏まえたこれからの制度設計を語る。

目次

第1部 空間と法の相互規定性

第1章 空間利用の公-私境界:縮小社会における変容
       ……角松生史

第2章 日本の都市においてジェントリフィケーションを理解するために
    ――公共空間からのアプローチ……原口 剛

第3章 交渉促進規範としての解除権とオプション権
    ――縮小社会におけるホールドアウト問題の私法的規律
       ……山本顯治

第4章 コービン労働党とBrexit――社会空間のTPSN図式による一考察
       ……進藤 兵

第5章 内心の自由の輪郭素描の試み
    ――人の生活空間における内心の憲法的保護……佐々木弘通

第6章 学級という空間の融解、あるいは、子どもの欲求の不可視化
       ……世取山洋介


第2部 ケアと包摂

第7章 社会保障の法理念と規範理論――ケアの倫理との関係を中心に
       ……西村 淳

第8章 心理療法の多元的アプローチと個別化されたケア
    ――ケアの受け手が与え手と共創するケアのあり方
       ……都築幸恵

第9章 ケアリングとしての歴史学へ……小田中直樹

第10章 縮小社会における子ども・子育て支援と学校教育
    ――選択の保障と子ども及び保護者の法的地位
       ……横田光平

第11章 持続可能な発展……桑原勇進

第12章 不可能で必要な責務としての空間計画 
    ――原発被災地域の自然(じねん)的実践として現れる
    「選びようがない共生」……窪田亜矢

第13章 包摂と排除の機制における二者性の問題
     ――共同する他者から触発する他者へ……小玉重夫

第14章 コミュニティ・アクションの誕生
     ――1970年代の危機と福祉国家史の再検討……長谷川貴彦