書籍詳細:金融システムの経済学

金融システムの経済学

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定価:税込 2,860円(本体価格 2,600円)
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在庫あり
発刊年月
2022.03
ISBN
978-4-535-54027-9
判型
A5判
ページ数
260ページ
Cコード
C3033
ジャンル
難易度
テキスト:中級

内容紹介

経済活動を支える金融システムを経済学の理論・実証分析に基づき解説。デジタル化が金融をどう変えるか等、最新の話題もカバー。

目次

第1章 金融システムのあゆみ ――規制と国際化・自由化の変遷

第2章 金融自由化・国際化と経済成長

第3章 金融深化の意味 ――理論に基づく定量的分析と厚生評価

第4章 一般均衡理論 ――金融と効率性の基礎

第5章 不完全情報と一般均衡理論

第6章 債権契約の一般均衡理論

第7章 金融システムが家計に与える影響に関する実証分析

第8章 金融危機の理論と実証

第9章 大きくて潰せない問題 ――Too Big to Fail

第10章 複合的な金融危機と金融自由化後の制度設計

第11章 デジタル・ファイナンス

第12章 デジタル・カレンシー時代における貨幣の本質と、
    中央銀行の役割の再考

書評掲載案内

■『週刊エコノミスト』2022年5月31日号 P50-51にて掲載
「金融危機後に蓄積した知見規制の歴史から暗号資産まで」
評者:土居丈朗(慶應義塾大学教授)
■『週刊ダイヤモンド』2022年12月24日・31日新年合併特大号 P221にて掲載
2022年『ベスト経済書』ランキング 14位

参考リンク

「はしがき公開中」(経セミnote)

https://note.com/keisemi/n/nbc742217b4d2

本書のねらい、構成、特徴はもちろん、著者である植田健一先生が過去勤務してきた(旧)大蔵省やIMF(国際通貨基金)で目の当たりした1990年代の日本の金融危機や、2007~08年に生じた世界金融危機を契機とした出来事、そこでの対応やさまざまな議論でを経て、本書の執筆に至った背景などもじっくり語っています。ぜひご覧ください!